「自分は弱者なんだ」
9月17日(木)、
第7期ランチェスター経営戦略セミナーvol.4
「営業戦略」に初参加された方の感想です。
「戦略というものは一つしかないと思っていた。
このセミナーで強者の戦略と弱者の戦略の二つあることを知った。
二つは正反対。自分が強者なのか弱者なのかによって打つ手が違うことを学んだ」。
9月20日(日)、
町コン経営塾小岩校に参加されて間もない方の話。
「たい焼きをやっていますが、
近くの『銀だこ』がたい焼きをやりはじめた。
するとお客さんは『銀だこ』のクロワッサンたい焼き(アイスクリーム入り)が主流になり、
当社のクリームたい焼きが『銀だこ』と違うことがクレームになった」。
まさに競争相手が強者であり、
強者が弱者の良いところを真似て(即応戦)、
同質化させて、圧力をかけてきました。
強者の戦略、弱者の戦略を知らないと
ただ「まねしやがって」と怒るだけになってしまう。
真似することは「強者の戦略」と認識する必要があります。
強者の戦略概念は、
①物量戦(量や数量をより重視)。
②確率戦。
③間隔戦。
④広域戦(盲点を作らない)。
⑤総合戦(盲点を作らない)。
⑥即応戦(下位の会社のやり方をマネをし、質を同じにする)。
弱者の戦略概念は、
①小規模1位主義、部分1位主義。
②強い会社と同じことはせず、違ったやり方の差別化をする。
③強い会社とは戦わない。
④勝ちやすきに勝つ。
⑤分断主義。細分化主義。
⑥一騎打戦。
⑦狭域戦。
⑧接近戦。
⑨軽装備。
⑩隠密戦(強い会社や同業者に情報を流さない)。
町コン経営塾に2年以上通っている方の話。
「ここで一番参考になったのは自分は弱者なんだということ。
だから弱者の戦略をやらなければならないと知った。
他では学んだ事はほとんど強者の戦略で自社に落としこめなかった。
弱者の戦略を教える所がなかった」。
多くの倒産は弱者が強者の戦略をやった結果。
弱者であることを認識し、弱者の戦略を研究することが生き残る道です。