「業績は社長で決まる、知らなかった」
日曜TBS「がっちりマンデー」に龍角散が登場。
95年父親から社長に。当時、売上40億円、借金40億円。
そこで役員たちは、
市場規模の大きい風邪薬や胃腸薬分野に進出を提案、
社長は反対。
市場規模が大きいということは競合も多い。
当社はやってはいけない。
その代わり、社長は龍角散に経営資源を集中。
龍角散のど飴、服薬ゼリーを開発。
役員は猛反対だが、社長は断行してヒット商品に、
今は年商200億円で無借金。
業績の96%以上は社長の戦略実力で決まると言われている。
自社の経営力と競争相手の力関係を考えた上で、
自社にふさわしい目標を決め、
目標を効果的に達成するやり方の戦略を考え、
実行に移すための仕組みを作るのが社長の仕事。
経営を勉強するまでは、
社長が業績の96%以上責任があるとは知らなかった。
業績の大半は従業員の働きだと思っていたという社長は存在する。
寿司店を4店舗を運営している社長、
「以前は業績の大半を従業員の働きに負うもの考えていた。
そのため、従業員の顔色を伺ったり、媚びていた。
辞めないように、給料を気にしていた。
しかし、
業績は社長で決まるんだと腹を決めてからは、
従業員に媚びることはなくなった。
自分が戦略実力を高め、高度の仕組みを作れば、
腕のいい職人はいらない。普通でいい。
自社で教育訓練していけばいい。気が楽になった」。
卸会社の社長、
「以前は、社長が経営を勉強するものだとは考えていなかった。
従業員を教育すればいいと思っていた(戦術)。
大きな赤字を出して目が覚めた。
社長がレベルを上げなければ(戦略)、いい会社にはならない」。
若い社長、
「勉強していると、何が良くて、何が悪いか、解ってきた。
強者、弱者も解るようになってきた。
年長者が言っている事が間違っていることを
『間違っている』と言えるようになった」。
今は実力がなくても、
日々学び実践していけば、いづれ実力はつく。
何をしてはいけないのか。何をすべきか。
見極め。積み重ねていくしかない。