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●土俵の真ん中で相撲をとる、とは ●チョコザップ ●小を積み重ねる

「土俵の真ん中で相撲をとる、とは」

稲盛和夫氏の「実学」(日本経済新聞社)
に書かれている所を抜粋。

お金のことを常に心配しては仕事ができない。
必死に金策に走り回り、ようやく手形を落とし、
あたかもすごい経営努力をしているかのように
思い込んでいる人がいる。

「土俵の真ん中で相撲をとる」という言葉がある。
土俵際ではなく、まだ余裕のある土俵の真ん中で
相撲をとるようにする意味である。

企業財務に関していえば、
「常にお金のことについて心配しなくても、
安心して仕事ができるようにすべきだ」ということであり、
京セラは早い時期より無借金経営に導いた。

資金に余裕がなければ
将来を見据えた積極的な手が打てるはずない。

経営者は必要に応じて使えるお金、
自己資金を十分に持てるようにする。

そのためには内部留保を厚くする以外にない。
自己資本比率を高くしなければならない。

貸借対照表には色濃く
経営者の性格が繁栄される。

会社にお金があるとすぐに使ってしまう社長がいる。
無駄遣いが多く、自己資本比率は低い。

毎期利益が出ていない会社が
1期だけ思いがけない利益が出た場合、

社長は税金を抑えたいために、
余計なものを買ってしまう。

そのため、内部留保が溜まらない。

毎期定期的に利益が出ている会社の社長は、
きちんと税金を払い、内部留保を蓄え、
自己資本比率が高い。

土俵の真ん中で相撲をとる
経営とはどういうものなのか。

毎期税金を支払える利益を確保できること。
1人当りの粗利益が高く、
顧客から選ばれる他社より優れている商品
・サービスを持っていること。
そして良い仕入先や協力会社を持っていること。

「利は元にあり」。
利益は上手な仕入れから生まれる。
まず良い品を仕入れる。
できるだけ有利な適正な値で買う。

100個仕入れる所を
200個でないと売らないと仕入先に言われた。

仕方なく200個購入すると100個は売れて、
残りの100個は売れずに在庫のままに。

売るために大幅なディスカウントをして赤字に。
こうなると利は元にあるとは言わない。

新たに自社に合った仕入先を見つける必要が出てくる。

「土俵の真ん中で相撲をとる」は、
顧客、競争相手、仕入先、自社の
4つの真ん中で立って経営していくことでもある。

 

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