「個人の台頭」
シェアエコノミー(シェア経済)は、
使わない物や場所などを個人間で貸し借りすること。
貸し借りだけではなく、
売買や企業が提供する定額のレンタルサービスを含む。
この貸したい人と借りたい人を
インターネットで仲介サービスをする企業が続々出現している。
私は、情報収集のため本を購入する。
1度読んでもう読まない本がかなりある。
今までは、溜めて段ボールに入れて、
ブックオフに売っていた。
ほとんど二束三文。
試しに、
アマゾンで中古本として売ってみた。
新刊本1500円で購入したものを、
最安値の1000円で設定してみた。
1夜明けると、購入の申込が来た。
5,6冊たて続けて売れた。
私の場合、
貸し借りではなく、
不要な物を欲しい人に売買したということ。
今までは、C(消費者)⇒B(企業)⇒C(消費者)のように
必ず企業が中間に必要だったのが、
企業の介在は必要としないC(消費者)⇒C(消費者)が可能になった。
(仲介業者は必要)
ブックオフの最大の競争相手は、
アマゾンであり、
アマゾンにて古本を販売している古書店。
古書店は
私のようにアマゾンで販売する個人も競争相手になる。
ブックオフや古書店は仕入が命。
その仕入の個人が自ら販売したら、
多少の影響を受けることになる。
民泊仲介の世界最大手、米エアビーアンドビーを
利用した訪日客は2016年度約400万人に達した(全体の16%)。
国内の物件は4万9千件。
民泊は、旅館やホテルの競争相手になっている。
(現にホテルの稼働率は減少、宿泊料も下がり気味)。
個人の強みは、遊休資産の活用。
今までは何も果実を得ることはできなかったが、
シェアすることで得ることができる。
また、
シェア経済(ビジネス)が本業でないため、
収入はプラスアルファでいいこと。
弱みとして、企業ほど質の高いサービスが難しいこと。
個人と企業が同じ土俵で戦う場が出てきた。
私は、アマゾンで本を売って感じたことは、
アマチュアには限界がある。
あくまでお小遣い稼ぎ。
企業が本気で
プロフェッショナルさを出していけば、
勝てない。
中途半端な企業は食われる。
エンドユーザーに選ばれる時代が来た。