「今の若い人たち」
70歳を越えた女性経営者N氏の話。
訪問介護事業をはじめて20年、
神奈川県鎌倉市を中心に湘南地域に8ヶ所で経営されている。
介護事業は人が命。
人材教育には力を入れている。
特に「人間性」「人間力」を育てようとしている。
最近の若い人たちの傾向として、
「今がよければいい」
「将来はわからない」という人たちが多いという。
あまり将来のことを考えていない。
N氏は、
「今の人は自分を大事にしていない」
「自分が生き易いように考え、行動していない」という。
どいうことなのか。
人と衝突したり、トラブルを起こすことが多い。
これは、つまり自分を大事にしていないということ。
自ら自分を生き辛くしている。
どうしたらよいか。
周りに感謝すること。
また、
自分に投資(勉強)をしている人も少ない。
新聞や本を読むこともない。
但し、今の若い人たちにも例外はいる。
フィギュアスケートの羽生選手や中学生プロ棋士の藤井さん。
礼儀正しく、きちんとした日本語で話をする。
勉強していることがわかる。
働くことはつらいこと。生きるため、生活するために働く。
余暇を大切にする。家庭を大事にする。
このような生き方だと小さくまとまってしまう。
仕事を通して自分を磨く。
仕事を好きになる。
徹底的に仕事をする。
そこから見えてくるものがある。
これらを常日頃伝えている。
売上を上げ、利益を上げ、会社を大きくする。
それでは人はついて来なくなった。
働くことが生きがい。
職場を楽しくする。
会社の雰囲気を明るくする。
人を認め合い、社会や仲間とのつながり。
これらの「場」作りが中小企業経営者の役割の1つ。
「右向け右」ではなかなか難しい時代。
かみくだく。
人を成長させる教育の「場」作りも良い会社の定義の1つになってきた。