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●人手不足。人の確保と育成。●人手不足対策●いまの行為を喜べば

「人手不足。人の確保と育成」
ある会社のA社長の話。
「成り行き人間と目標人間」を従業員に話した。
独身時代は成り行き人間だった。
しかし結婚して子供ができたとき、
「このままではヤバイ」と思った。
そこから成り行き人間から目標人間になっていった。
会社を大きくしないと。
そのためには自分が勉強しないといけない。
勉強している人たちを出会わないといけない。
従業員ができると、
いやな上司、いやなリーダーにはなりたくない。
自分を磨くことをやらないといけない。
従業員も、結婚や子供ができるときが転機。
このまま今の会社に居て、大丈夫か(生計が立てられるか)。
ダメだと思ったら転職する。
大丈夫であれば、
今の会社に居て仕事にまい進する。
A社長は独自の社員教育を進めている。
運送会社の話。
運送業は人手不足。
仕事はあるが、断ることが多い。
運転手はキツイ。
さらに事故を起こす危険もある。
そして長時間労働。
それらに見合う対価があるか。
昔に比べ、給料は下がっている。
新しく入る若者は、免許をとっても4トン車は乗れない。
あえてトラックの免許をとってまで運転手になる人は少ない。
人手不足により、
運送会社は淘汰されていく。
労使関係を変えていき、
荷主(顧客)に対する運賃を上げて、
運転手の給料を上げていかないと
人を確保することはできない。
今後、人の確保ができる運送会社が強くなり、生き残っていく。
会社を強くするには、
人の育成が大事なる。
人を採用しても辞めていっては元も子もない。
運送会社の後継者は、
社内の教育・訓練のために業務マニュアルを作成。
それとともに5年先の長期経営計画を構想中。
運転手が家族を持って、
マイホームを手に入れられるごく普通の夢が実現できる。
それが可能になる経営目標とそれを達成する戦略を立てる。
いくら綺麗事を言っても、
同業他社や競争相手よりも
粗利益の補給力が強くなる独自性を確立していなければ、
従業員の夢を実現することができない。
戦略実力と人を育てる独自の社内教育・訓練制度が
生き残りの条件になってきた。

 

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