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「五つの眼」

1月4日の日経平均株価は
昨年末比377円安の2万5716円。

国際通貨基金(IMF)の専務理事の話では、
23年は世界経済の1/3が景気後退に陥り、
厳しい年になるとのこと。

今年も楽観的にはいかないようだ。

但し、
景気と経営は別ものであり、
個々の企業の経営努力によって
経営はより良くなっていく。

1月5日付日経新聞、
コラム「私見卓見」では、
5つの眼の話があった。

一つ目は、
ひたすら現場を見守る「虫の眼」。

二つ目は、
全体を俯瞰(ふかん)する「鳥の眼」。

三つ目は、
時代の潮流を知覚する「魚の眼」。

四つ目は、
さかさまから見たり、
様々な角度からチェックを入れたりする「コウモリの眼」。

そして五つ目は、
自分自身を見つめる「内省の眼」。

一つ目、二つ目の眼は静止的な視点、
三つ目は動態的な視点、
四つ目は批判的な視点(または顧客の視点・競争相手の視点)。
これら四つは外界を見る眼。

五つ目は自分自身の内面を見る眼。

外界を見る眼は、
経験を積むことで視力は向上する。

しかし自分を見つめる内省の眼は、
年齢を重ねるごとに言い訳や自己弁護の靄(もや)がかかりやすくなり、
真実の自分の姿を曇らせてしまいがち。

靄(もや)や曇りを防ぐには
どうしたらいいのだろう。

筆者は稲盛和夫氏の言葉を引用している。
「本当に伸びる人は
素直な心をもって人の意見をよく聞き、常に反省し、
自分自身を見つめることができる人」。

「素直な心」が必要。

昨年円ドル150円まで行ったのが、
日銀の対応の変化により、
今年は円高に振られ、

中国の「ゼロコロナ対策」の解除により、
中国内は感染増と
世界中の往来が自由になりつつある。

いろいろな兆しが見えてきた。

自社を取り巻く環境を
「虫の眼」「鳥の眼」「魚の眼」
「コウモリの眼(顧客の視点・競争相手の視点)」で把握する。

自社の取るべき対策を「内省の眼」で構築していく。

性格は変わらないが考え方は変えられる。
変化の激しい時代に五つの眼で対応する。
従来と違った考えを取り入れることもある。

「素直な心」と「直観力」、
そして「実行力」で対応していきたい。

 

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