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●不平不満から協力体制 ●中国不動産 ●学問とは

「不平不満から協力体制」

小さな会社はなかなか儲からない。
粗利益を100としたら経費が92で経常利益が8。
税金を払った後の純利益は4~5しか残らない。

会社に残るのはほんのわずか。

一方、従業員は、
会社は儲かっていると思っており、
自分の働きは実際よりも10倍高く見ている。

1人当りの経費も自分の給料ぐらいに考えている。
実際の数字とは大きなズレが生まれる。
これがしばしば不平不満の原因になる。

更に自分が担当している仕事の実力を高めようとする
向上心や研究心を失わせる原因にもなっている。

社長は、
誤解を解消させるには、
会社の業績の数字を開示し、
会社の実態を正しく理解させるのも一つの方法である。

ただ実際に行うと思うと躊躇してしまう。

本当の数字を知ったら、
従業員たちは会社のことをどう思うだろうか。
引かれたら、どうしよう。

社長は、
意を決して、開示した。

常勤の従業員には
1人当りの粗利益、経費、経常利益。

パート・アルバイトには
大きな数字、売上、粗利益、経費、経常利益。

従業員やパート・アルバイトたちは、
「お!」と反応。

会社はこんなに儲かっていないんだと新たな発見だった。

どうりで社長は、
「経費、経費」、
「人件費、人件費」と繰り返し言っていたんだと理解した。

今まで、
不平不満がはびこっていたのが、
一気に協力体制に変わった。

前向きな意見や提案が出始めてきた。

上場企業であれば、
業績の数字は公開されているのが当たり前。

ネットから有価証券報告書をダウンロードできる。
従業員は会社の実態がある程度理解できる。

しかし非公開の会社は、
特に従業員に開示する必要はない。

非公開故に誤解も生じる。

ここは社長の考え方次第。
公開することで会社が良くなるのであれば、
それも業績向上の一つの方法。

 

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