「リーダーシップ」
超優良企業といわれたセブン&アイ・ホールディングスの
お家騒動は全国に広がりました。
5期連続増収増益企業の社長を
「物足りない」というだけで退任させることは、
誰の目にも困難なことでした。
日本でコンビニをはじめて作り出し、
コンビニは生活のインフラになり、
セブンイレブンはダントツ1位にさせたのは
まぎれもなく鈴木会長です。
その人が後味の悪い形で会長職を辞するのは残念なことです。
経営者とは?
リーダーシップとは? 何でしょう?
町コン経営塾小岩校では、「リーダーシップ塾」を開催しています。
DVDでは、「リーダーシップの3大要素として、
1.人間関係能力。対人関係能力。親切。約束。信頼。
2.仕事の知識能力、創造性能力。戦略・仕組み作り能力・教育能力・戦術。
3.仕事に対する意欲能力、熱意能力。
仕事時間量、忍耐力、決断力、勇気」と述べられています。
リーダーシップの要因のウエイト付けとして、
1番目は、3.の仕事に対する意欲・熱意・決断力・勇気(能力)で57%。
2番目は、1.の人間関係能力。トップの人徳、従業員との人間関係で29%。
3番目は、2.の仕事の知識・業務遂行能力で14%。
会社を良くしたいという意欲・熱意が最も高く、
次が仕事の知識や戦略能力よりも
人間関係能力の方が上位にあるというのが面白い。
今回のセブン&アイのお家騒動は、
リーダーシップのウエイト付けでいうと
2番目の「人間関係能力」の部分。
人間なんですね。
自我や嫉妬心。
今までの成果は自分(会長)の力であり、
部下(社長)の力ではない。
ビジネス書には
手柄は部下にやり、
失敗は自分の責任と書かれていますが、
現実はそうではないようです。
リーダーシップの3大要因は掛け算。
一つでも欠けたらゼロに。
リーダーシップを身につけるには、
戦略実力を高めるだけでは足りなく、
人間力を高める必要があります。
やはり「感謝」と「謙虚」の心ですね。