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●マーケットは3次元 ●中小企業に淘汰の波 ●咸臨(かんりん)

「マーケットは3次元」

7月10日付日経新聞「あすへの話題」は
セコマ会長の丸谷氏。

会社は北海道を基盤に
1200店ほどのコンビニを展開。

「東京に出店しませんか?」
「中国の出店を斡旋しますよ」等の話が来る。

人口減少が大きく進む北海道では
小売りの将来が危ぶまれているという。

中国には14億人のマーケットがある。
北海道の人口は2050年には374万にと予想されている。
商圏人口が28%も減る。

コロナ禍でも売上は堅調だったが、
「足元には、まだこんなにもお客様がいたのか」
と気づかされた。

実際はマーケットはとても深い。
商圏は平面に住む人口の多寡ではなく、
いかにそのマーケットに浸透しているか
によって変わってくる。

500万道民が毎日来店してくれれば
年18億人を超える。

それは中国の人口より多い。

マーケットは
2次元ではなく、3次元。

狭いマーケットも掘り下げれば深くなる。

グローバルに拡大する戦略も立派だが、
ミクロやナノの世界もまた無限。

社長塾で
地域戦略を学んでいる。

小さな会社はまず最大範囲を決める。
これは範囲の外に行かないことを決める。

次に重点地域を決める。
重点地域に顧客を密集して作っていく。

繰り返し買ってもらう仕組みを作る。
時間をかけて最大範囲まで顧客を密集して、
1位の地域を作っていく。

セコマはまさに北海道でやっている。

社長塾の社長たち
「会社を中心地点として
1キロ範囲をA、
2キロまでをB、
それ以上の距離をCといったとらえ方で営業活動をしている。

地図上に旗を立て、
新規顧客か既存顧客かをわかるようにしている。

今後は、工夫して商品、サービスの違いを
分かりやすく手を打っていく」。

「最大範囲をしっかり社員に示し、
重点地域を再確認する。
地域の年齢ごとの人口を調べる。
着眼大局、着手小局で活動する」。

セコマ(セイコーマート)は
北海道の食品メーカーでもある。

北海道以外の食品スーパーにも卸しており、
個人向けに通販もしている。

ちゃんと「飛び道具」を持っている
(市場は北海道だけでなく、ほぼ日本全域)。

 

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