「スキマ」
8月18日付朝日新聞、
「高齢者 マッチングアプリでスキマバイト」という記事。
好きな時間に、
日替わりの現場で短時間働く
「スキマバイト」が高齢者にも広がっている。
アプリの運営会社タイミーが提供するのは
飲食店などの雇い主と働く人をつなげるマッチングサービス。
雇い主は働く人と雇用契約を結び、
報酬の3割に相当する額を
「サービス利用料」としてタイミーに支払う。
タイミーは2017年に
立教大学だった小川社長が創業し、
18年にスポットワーク仲介のサービスを始めた。
従来の求人サイトでも派遣でもない、
「働きたい時間」と「働いてほしい時間」を
マッチングするスキマバイトサービス。
1.「労働時間の細分化」により潜在労働力を顕在化させる。
2.スキマバイトを実現する即時マッチング。
履歴書・面接は不要。最短で応募したその日に勤務開始。
3.スキマバイトに適した単純・簡易作業に特化。
物流の場合、配送助手、検品、梱包、ピッキング。
飲食の場合、オーダー、配膳、バッシング(片付け)、洗い場。
小売りの場合、レジ、清掃、品出し・陳列、割引シール貼付。
4.履歴書なし、面接なしでも働き手の働きぶりを担保する制度。
相互評価制度(働き手、企業)、
ペナルティ制度(無断欠勤は一定期間利用停止)。
5.給与即時入金。
タイミーから働き手へ即時支払う(立替払)、
約一ヶ月後企業からタイミーへ支払う。
24年7月26日、
タイミーは東証グロース市場に上場。
24年4月中間決算、
売上高124億円、
経常利益16億円、
24年10月期予想売上高275億円、
経常利益36億円。
24年4月中間期で立替金は81億円(働き手に立替分)、
調達として短期借入金は116億円。
今までの求人サイトとは違い、
ファイナンス機能を持つ会社である
(強み1:働き手と企業の信用力を独自で蓄積)。
働き手の登録者数の54%が月8回以上利用。
リピーター(強み2:粗利益の源泉)。
スポットワーク仲介でも新規参入が相次ぐ。
3月にメルカリ、秋にはリクルートも参入。
強者が参入してきた。
ダントツ1位を目指す
タイミー(立場的には弱者)の今後に注目。