「コロナからの学び。新しい発見」
漫画「ワンピース」(第23巻)に、
アラバスタ王国の国王が、
「失ったものは大きく得たものはない。
だがこれは前進である。
戦った相手が誰であろうとも戦いは起こり今終わったのだ。
過去は無きものになど誰もできはしない。
この戦争の上に立ち、
生きてみせよ」と。
知らない人には何のことはわからない。
コロナが収束に近づいている今、
この言葉を思い出した。
初めての非常事態宣言。
外出の自粛。店舗の閉鎖。海外渡航の禁止。
大きな被害を受けた。
そこから生きていかねばならない。
コロナから学ぶことが多々あった。
アクセサリー製造販売会社は、
店舗を縮小し、
SNS経由のネット販売にシフトして
経営を維持している。
今年の1月~3月は前年度5割増し、
4月はコロナの影響があり勢いが鈍った。
しかし、SNS経由ということもあり、
顧客との1対1の対応が密になった。
そこから徐々に顧客の広がりが出始めた。
売り手と買い手の関係ではなく、
お互いに支え合う仲間のような新しい関係になった。
飲食店のレストランでは、
1ヵ月休業したことで学んだことは、
余計なコストを切り詰めること。
損益分岐点を下げる工夫を考えた。
ゴールデンウイーク明けに店舗を再開。
営業して学ぶ点は更にあった。
店内で飲食は間隔を開ける。
店頭で野菜、弁当を販売した。
野菜がスーパーより価格は高いのに
想像以上に売れた。
1つ1,000円~1,200円の弁当が
飛ぶように売れた。
ニュースでは原価ぎりぎりの弁当を
売っている飲食店があったが、
こちらは、
容器や豊洲市場で美味しくて安い食材を直接仕入れ、
原価低減に工夫して原価率30%~40%で
美味しい弁当を作った。
野菜は農場から直送で、
定期的に社員に農場に研修していることもあり、
野菜の説明をしながら販売すると
顧客に
「こんなお店が地元にあったんだ」と大変喜ばれた。
店頭販売したことで
新しい客層の開拓ができた。
コロナの収束後も
飲食と店頭販売を併用することもありだと感じた。
社員から
「社長が来ると売り上げが伸びる」と。
強みは営業力。
地域を絞り、
客層を絞っていくと競争相手にも十分勝てる。
差別化になっている。
その原動力となっているのは
社長の情熱・向上心だと
再認識した。