社長にとって、どの商品に力を入れると業績が良くなるかよく解らないので、油断すると一見儲かりそうなものに手を出したり、本業以外の業種に手を出すことがあります。
実はこれが失敗のもとで、これまで何万人もの人が倒産しています。
利益性を良くする研究から、市場占有率1位の商品を作ったり、競争がある強い商品を作ると、従業員1人当たりの純利益が業界の平均の、2倍も3倍も多くなることが分かりました。
その考え方の中心は次のとおりです。
1、目標の決め方が正しければ、必ず業績が良くなる
力を入れる重点商品と商品の範囲の2つが、自社の経営規模と競争相手との力関係で正しく決められると、正しい目標に対して経営力が集中して投入されますから、競争力のある強い商品が早く誕生します。
逆にこれらの決め方が根本的に間違っていると、根本的に間違った目標に経営力を投入する結果になりますから、いつまでたっても強い商品は誕生しません。
これではどれも負けますから、当然利益性が悪くなります。
2、従業員の人数は同じでも利益は大きく変わる
このように、たとえ従業員の人数は同じであったとしても、社長の商品に対する目標の決め方の善し悪しで、1人当たりの純利益が、2倍も3倍も変わってくるのです。
商品対策の手の打ち方を弱者の戦略原則に従って、従業員100人以下の社長に商店を当てて分かりやすく説明しているのが、このビデオとDVD-Rです。
< 「商品戦略」の目次 DVD>
1章 強者の商品戦略
1.大衆を相手にした商品
2.商品の種類を多くする。複合戦
3.本業に近い業種に進出。総合戦
4.大資本と多くの人員が必要
2章 弱者の商品戦略
1.小規模1位主義、部分1位主義
2.競争目標と攻撃目標の分離
3.差別化対策
4.戦わずして勝つ、勝ちやすきに勝つ
5.勝ちやすきは細分化して発見する
6.強い物をより強くする
7.商品の数は少なく、業種の幅は狭くする
8.軽装備で動きの早さを保つ
9.弱者は商品の作り方を革新する
3章 商品の寿命曲線
1.導入期。夜明け商品
2.成長1期。8時~9時商品
3.成長2期。10時~11時商品
4.成熟期。11時~12時商品
5.飽和期。12時~2時商品
6.衰退期。3時~5時商品
7.粗利益漸減の法則
4章 PPMの戦略
良い会社の事例。悪い会社の事例
1.花形商品
2.問題児
3.利益貢献商品。高令の乳牛
4.負け犬商品。見切り商品
5章 新製品開発
1.作り3分に売り7分
販売先は同じで、商品も類似
A商品は異なるが、販売先は同じ
B商品は類似だが、販売先が異なる
C商品は異なり、販売先も異なる
2.新製品開発は弱者の戦略で
3.必勝ジャンケン法が成功の条件
6章 価格対策
良い会社の事例。悪い会社の事例
1.高価格帯の商品
2.低価格帯の商品
3.低価格戦略は創造性と決断力が