ランチェスター経営戦略（竹田メソッド）３　経営の大局図

竹田陽一氏が考え出した「竹田メソッド（「弱者の戦略」＝小さな会社の儲けのルール）」
を伝えていきます。

経営の大局図

・　　　　　　　お客

競争相手　　×　　　　自社●

・　　　　　仕入先・銀行

・　　　　　　外部環境

商品を買うかどうかの決定権は
顧客が100％持っている。
売り側には1％もない。

どんな業界にも
どこの地域にも
多数の競争相手がいて、
あなたの会社の営業活動を間接的に妨害している。

仕入先や協力会社、銀行（金融機関）の支援が必要。

全体を包み込むように経済環境や社会環境がある。

油断すると自社●のところで考えてしまう。
自己中心に陥りやすい。

顧客、競争相手、自社、仕入先の真ん中×のところで物事を考える。

●「町コン」五十嵐勉（五十嵐ダルマ）
ウエイト付
①顧客を知り　57％
②敵を知り　　29％
③己を知る　　14％

孫子には下記のように書かれています。

あらかじめ勝利の目算を立てるには、
1.彼（競争相手）我（自社）の戦力（経営力）を検討したうえで、
戦うべきか否かの判断ができること
2.兵力（現状の自社の経営力）に応じた戦いができること
3.君主（社長）と国民（従業員）が心を一つに合わせること
4.万全の態勢（自社の強み）を固めて敵の不備（弱み）につけこむこと
5.将軍が有能であって君主が将軍の指揮権に干渉しないこと
これが勝利を収めるための5条件である。
したがって、次のような結論を導くことができる。
━敵を知り、己を知るならば、絶対に敗れる気づかいはない。
己を知って敵を知らなければ、勝敗は5分5分である。
敵も知らず己も知らなければ、必ず敗れる。　（守屋洋編著「孫子・呉子」参照）

次回は経営の全体図。