日経「水を使わないトイレ」から経営戦略を学ぶｂｙ「町コン」五十嵐

平成24年10月11日（木曜日）、日経新聞企業2欄「水を使わないトイレ、ＴＯＴＯが輸入維持費６割抑制」から経営戦略を学ぶby東京「町コン（町医者的経営コンサルタント）」五十嵐勉のブログ。

ＴＯＴＯは水を使わない小便器の販売を始める。
スイスのウリマット社と提携して便器を輸入し、月内にも全国で売り出す。
一般的な小便器に比べ６割ほど維持費を抑制できる利点をアピールし、ビルや商業施設を開拓する。

ＴＯＴＯの販売会社がウリマットの日本販売総代理店とこのほど契約。
ウリマットの小便器は樹脂製で、表面に尿が付着しにくいのが特徴。

ウリマットは世界43カ国で20万台超の販売実績を持つ無水便器の大手。
2009年に日本市場に参入したが、販売実績は500台強にとどまる。
ＴＯＴＯとの提携で３年後に累計１万台に増やす計画。

●「町コン」五十嵐勉（五十嵐ダルマ）
水を使わないトイレ（小便器）。これはイノベーション。画期的。
コスト計算はウリマットのHPより引用しました。参考までに。

ウリマットは2009年に日本市場に参入したが、わずか500台強の販売しかなかった。
これはすばらしい商品であってもなかなか売れないという事実が証明されている。
「いい商品なら売れる」ということではない。

商品3分に売り7分。

そこで日本のTOTOと提携。
TOTOは日本における衛生陶器ではシェア60％を確保。
TOTOの販路を活用すれば、販売台数は飛躍的に伸びていくと思われる。

TOTOとしても自社製品の革新。ある意味自社製品の陳腐化を早める。
TOTOの生き残りの戦略である。

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「町コン（町医者的経営コンサルタント）」五十嵐勉

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