平成24年1月1日(日)付、日経新聞の「企業」欄に
「林原の更生計画 東京地裁が認可」という記事。
会社更生手続き中のバイオ企業、林原(岡山市)は31日、
東京地裁から更生計画案の認可を受けたと発表した。
負債総額約1400億円に対し、資産売却などによる弁済原資は約1300億円で、
債務弁済率は9割を超える異例の高さとなった。
林原のスポンサーである長瀬産業は今後、
林原グループの中核事業会社3社を合併して100%減資を実施、
長瀬産業の子会社として、天然甘味料「トレハロース」などの主力事業を継続する。
●「町コン」五十嵐勉(五十嵐ダルマ)
H23.8.5付のブログでは弁済率は7割超という新聞記事。
その後、資産が思うように売却ができたことなのでしょう。9割を超えたということ。
9割を超えたら、会社を潰す必要はなかった。
ほとんどの債権者は困らなかったわけです。
しかし、会社を潰さなければならなかった原因があったということ。
大王製紙やオリンパスしかり。
経営者トップの資質に問題があったということ。
「しがらみ」を断つには法的手続きという外科手術が必要だったということ。
トップの重責を感じます。
岡山駅にいくと「林原」を思い出すことでしょう。