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●異次元の利益 ●スポーツシューズ「On」 ●屈伸

「異次元の利益」

3月31日付日経新聞、「直言」は
東京エレクトロン社長のインタビュー。

日経平均株価を4万円まで牽引した企業の1社
(直近は3万7063円まで下落)。

生成AIや量子コンピュータの普及が起爆剤、
世界のデータ通信量は年率26%増、
2040年に現状の100倍を超える。

爆発的な需要増加をにらみ、
最先端品から成熟品まで
様々な半導体の生産を計画している。

1980年代後半、
日本の半導体は世界首位だったが
その後弱体化した。

日本はなぜ力をうしなったのか、との問いに、

「半導体は技術革新が激しい。
市場が大きく落ち込んだ時期、
日本の総合家電メーカーは
半導体分野への投資を削った。

一方、海外企業はむしろ投資を強化した。
1年でも投資を止めるとアドバンテージを失う。
常に競争力を維持しておかなければならない」。

では国に依存せず、
世界と戦える実力を身につけるため、
企業は何をすべきか?

「自分たちが価値を提供できる『強み』はどこにあるのか、
について『見極める』ことが重要。

東京エレクトロンは、
『技術革新力』という特徴がある。

半導体の主要4分野の製造工程で世界1位、
悪くても2位の装置を多数持っている。

主要顧客と技術のロードマップを共有し、
4世代先、時間軸で10年先を
見据えて技術開発を進めている。

我が社は世の中にない最先端の技術を開発している。
失敗するのは挑戦した結果。
失敗は次の成長につながる。

大きな利益を創出することで、
チャレンジできる機会を創り出していく」。

2023年3月期の有価証券報告書によると、
売上高2兆2千億円、
経常利益6250億円、従業員17,204人。

1人当り粗利益は57百万円、
1人当り経常利益36百万円。

自己資本比率68.7%、無借金。
研究開発、設備投資は自己資金。

通常良いと言われている企業は、
1人当り粗利益は15~20百万円、
1人当り経常利益は2~10百万円。

東京エレクトロンは異次元の収益力。

小さな会社が参考にできるところは。
売上を追いかけるのではなく、
「強み」を見つけ、それを伸ばす。

そして特定の分野、地域などで一番を目指す。

自社の価値(顧客から評価されている所)は
何かを問い続ける。
粗利の高い商品・サービスを開発する。

(東京エレクトロンには多くの人材が集まるだろう)

 

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