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●入りを計り出るを制す ●老々介護 ●泰平は傾く

「入りを計り出るを制す」

「コクヨのぶんぐ」(インスタグラム公式アカウント)の
フォロワーを対象に行ったアンケートによると、

仕事中何らかの「探し物」に費やしている時間は一日平均「13.5分」。
年間に換算すると「54時間」という結果(2022年1月)。

4年前の2018年にも、
ビジネスパーソンが書類を探す時間の調査を行っており、
その時の結果は一日平均「20分」年間換算で「80時間」。

コロナ禍やデジタル化によって
紙資料の量そのものが減ったため、
それでも結構な時間を費やしていることに変わりはない。

物を探すという行為は
無駄な時間と労力が使われる。

知らず知らずのうちに
損失が出ていることに社長は気づかないでいる。

(営業で言うと、移動時間。
移動時間は必要だが、損失のみ生まれる。
移動時間をいかに短縮するかが課題になる)

まずやるべきことは、
「整理整頓」。

「整理と」は、
「いる物」と「いらない物」を分け、
いらない物は捨てること。

「整頓」とは
必要な物を必要な時に取り出せるようにすること。

日ごろの整理と整頓を心掛け、
無駄な時間を減らし、
業務効率が上がり、精神的にも余裕が生まれる。

ある会社の話。
競争相手も少なく、
価格設定も自社で決められる。
顧客は売価で買ってくれる。

十分な粗利益が確保できる。
異業種がうらやむほど。

しかし、
決算を締めてみると、
赤字ではないが、
思ったほど経常利益が出ていない。

よくよく聞いてみると、
倉庫内に問題があった。

顧客から注文された商品を探すのに手間がかかっていた。
どこに何があるのかわからかった。

配送して顧客に届いてみると、
違った商品が入っていたり、
付属商品が配送されていなかったり、
二度手間三度手間が頻繁に起こっていた。

粗利益を生まない作業をスタッフ全員で行っていた。
売上を上げれば上げるほど、時間と経費が出ていった

(スタッフにとって探している時間や
二度手間の時間は給料に反映される。
会社としては余計な経費が増える)。

「入りを計り、出るを制す」。
日本古来からいわれる言葉。

この会社、
「倉庫」に儲けの源泉がある。
ここに気づかないと会社は危うい。

 

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