「米IT企業、人員削減」
1月22日付、日経新聞
「米IT人員削減、3万人超に」という記事。
米テクノロジー企業による人員削減が続いている。
グーグルはグループ社員の6%にあたる12,000人を削減すると発表。
「過去2年にわたり事業の急成長に対応するために採用を加速したが、
経済環境が変わった」とグーグルCEOは社員にメールで説明した。
新型コロナ下で進んだ社会のデジタル化に対応、
社員を急速に拡大したが、現在反動が出ている。
(下記は日経記事より試算)
社員の推移 19年 22年 増加 削減 現在(見込) 単位:千人
メタ(旧FB) 48 84 +36 -11 73(19年比152%)
マイクロソフト 147 221 +74 -10 211(19年比143%)
グーグル 116 186 +70 -12 174(19年比150%)
合計 311 491 +180 -33 458(19年比147%)
人員削減するとしても、
社員数は19年比で約5割増加しており、
コロナ禍におけるデジタル化の急拡大を物語っている。
米IT業界では臨機応変に対応し、
攻める時は攻め、引くときは引く。
トップの決断になる。
こうしなければ、
世界では生き抜いていけないのだろう。
また一部の人材を変動費としてみている。
日本の小さな会社の場合、
成長期に急拡大してそのまま順調に
経営をできる会社はあるだろうか。
ないとは言えないが、
多くの会社が途中で頓挫する場面を見てきた。
人の問題と資金の問題である。
採用したが人が育たない。
各部署がバラバラに動き、統一性がない。
思ったより成果が上がらず
資金が足りなくなるなど。
成長と膨張は違う。
大企業には人材はいるが、
小さな会社には少ない(いないと言ってもいい)。
小さな会社は潰れないためには、
地道にコツコツと成長していくのが望ましいのでは。
大企業と違い、
人もなかなか来ない。
その中で自社で教育して育て、
戦力にしていく。
決断力も大事だが、忍耐力が必要。