「従業員研修、その後のPDCA」
第1008号(21年2月22日)に
ランチェスター戦略の従業員研修の話をした。
最後に、
ここからスタート。「商品」「地域」「客層」
この3点でどう弱者の戦略を進めていくか
PDCAは始まったばかり、としめた。
4ヶ月後、社長から進捗状況の連絡。
「社内で作成したランチェスター調査資料を送ります。
スタッフが情報収集することで、
商品開発やHP、SNS等の告知方法が変わってきました。
何よりも他社を意識することで、
自分たちの行動が明確になっていることが多いと感じます。」
「今回情報収集するに際し、スタッフが実際に他店を利用したことで、
・競合他社の接客方法や自社との接客の違い。(優位性の発見)
・商品の品質・量と価格のバランス。
・同質化を避け、自店舗では取り組まないことが決まったこと。
・当社の使命である
『たとえどんなに遠くても、たとえどんなに高くとも、
私はあなたたちを利用したいと、おっしゃっていただくこと』が、
より明確になった」
「・値決めの際、従来原価積み上げ方式で価格を決定していたが、
競合他社の販売価格を気にするようになったこと。
・競合他社が取り扱っている商品は提供しない。(マネをしない。独自性)
・某事業では、逆に強者であることを知り、
他店舗よりも、更に品ぞろえを豊富にする。
他店舗での売れ筋商品の情報収集をコマメに行い、
即自店舗で取り扱う」(強者の戦略の即応戦で対応する)
「Premium商品を作り、テスト的に、
〇〇〇を9,000円で会員にのみ
100台予約告知をしたところ、3時間で完売。
また1ピース890円と高価格でありながら、
Instagram等SNSを駆使し、連日全店舗で完売商品に。
但し、どんなに完売が早くとも増産せず、
ブランド価値を持たせるようにしています」(限定販売)
社長がランチェスター戦略を熟知し、
従業員が顧客と競争相手を知り、
弱者の戦略、強者の戦略を身につけ行動すれば、
やはり強いチームになる。
今後もPDCAは続く。