「スイッチが入った!爬虫類脳」
小さな会社は苦労が絶えない。
業界によっては強い競争相手がいる。
小さな会社は、常に苦戦する。
小さな会社の社長が最も必要とされているのが、
「願望」「意欲」「向上心」。
これらがエネルギー源になって
多くの壁を克服し成長していく。
「山口県宇部市から
世界的なファッション企業が出ると
誰が思うか。
想像できないことが僕もできたんだから、
あなたにもできます。
挑戦心、リスクを取る心、
勇気があればできるのに、
それができないだけ。
僕が唯一自慢できるのは、
自分が思っていることを、
失敗しようとも実行してきたことです」
(日経ビジネス誌よりファーストリテイリング柳井正会長兼社長)。
最初から願望、意欲のある人は少ない。
願望や意欲の弱い人の方が多い。
大脳生理学によると
願望や意欲は大脳の「爬虫類脳」にあると言われている
(三つの脳:爬虫類脳、哺乳類脳、人間脳)。
爬虫類脳には、言葉が届かないそうだ。
そのため、意欲が高まる本を読んでも、
意欲が高まる話を聞いても届かない。
教育しても爬虫類脳には届かない。
但し、
意欲や熱意が脳に伝わる方法が一つある。
それは「やり遂げた。成功した」という
「強い感動」や「強い感情」を伴った体験をすると、
脳に伝わり、
意欲や熱意が強くなることが解ってきた。
これを聞いたある社長は、
「腑に落ちた。
何回言っても動かない人がある出来事からスイッチが入り、
どんどん伸びた人がいた。
爬虫類脳だからだったんだ」。
何年も業績は低迷をして、
うだつが上がらない社長がいた。
ひょんなことから小さな成功を収めた。
それが自信となり、それが続くと確信になった。
そこから猛然とヤル気にスイッチが入った。
これも爬虫類脳。
この社長は低迷していた時から
経営戦略の勉強をしていた。
そこで自社の特徴や強みを見つけ磨いてきた。
そして結果がついてきた。
些細なこと、小さな成功で変わることがある。
ユニクロも84年広島に一号店を出してから成長した。
「これだ!」という体験するため、
日々経営の研究を。