3月9日、日経「ニュース一言」はピジョンの山下社長。
「昨年に国内で中価格帯以上のベビーカー市場に参入し、
約13%のシェアを獲得できた。
今年は高性能ベビーカーの品ぞろえを拡充して
シェア20%を目指してく」。
ベビーカー市場はアップリカ、コンビの2強がシェア80%を占める寡占市場。
当初、ピジョンは存在感をだせないでいた。
「Runfee(ランフィ)」という高価格帯にも関わらず
顧客から支持を得た。
高価格帯(中価格帯以上)市場で約13%のシェアを得ることができた。
ランチェスター「商品戦略」DVD テキストの「価格対策」に
競争条件が不利な会社でも、
中価格帯の商品を作ったり販売すると
より多く売れて、利益が多くなると考える。
しかし、中価格帯は競争が厳しいので、
弱者は圧迫を受け、
売上は上がらず、利益も少なくなり
苦戦する。
こうならないためには強者と差別化して
①高価格帯の商品を中心にする
または
②低価格帯の商品を中心にする必要がある。
ピジョンは哺乳瓶でシェア80%の強者であるが、
ベビーカーでは弱者。
ピジョンのとった戦略は高価格帯。
これは弱者の戦略。
商品によって強者になるか弱者になるか、変わる。
戦い方も変わる。
得てして攻め方を変える企業は少ない。
小規模企業でも参考になる事例。
気楽に
真面目に
経営について語り合う「場」づくり
「町コン経営塾」はこちら から