「地域戦略 最大範囲の決め方」
3月4日、日経新聞、「全日空、日航越え新たなライバル」という記事。
「全日空が国際線に参入し、30年となった。
2015年度の旅客輸送実績は日本航空を抜く見通し。
訪日外国人の増加で海外に主戦場が移り、
日航と競り合う時代は終わった。
一段の成長には
新興勢力を含む海外との競争に勝ち抜く必要がある。
海外で航空券を販売するなか、
ネックとなっているのは『ANA』のブランド認知度の低さ。
海外で旅客獲得に競り勝つには
きめ細かくニーズをくみ取る体制作りが欠かせない」。
3月5日、日経新聞、「エアアジア再成長へ賭け」という記事。
「東南アジア格安航空会社(LCC)最大手エアアジアが成長戦略を見直す。
経営の重荷だった赤字路線を一気に縮小するとともに、
競合が少ない地方路線に限り路線を新設する。
保有機体の絞込みを進める。
アジア市場の過当競争もあり、
LCCは成長鈍化に直面している。
エアアジアは従来の拡大路線を大きく転換。
原点である機敏で身軽な経営へ回帰」。
3月5日、町コン経営塾銀座校(曲渕税理士事務所)は
地域戦略塾の第3回「最大範囲の決め方」。
地域戦略DVDテキストには、
「本店は繁盛していても
遠方にポツンと出店するとすぐにダメになる。
原因は、
①お客の傾向や好みがつかめない。
②競争相手の動きがつかめない。
③本店からの出張回数が多くなる。
④支店の従業員教育ができない。
⑤運営の統制がとれず、方針と違った仕事をする人が出てくる。
営業生産性を根本的に良くするには
実態調査をして、
現状を知る必要がある。
商圏ごと、エリアごとに
競争相手が販売係を何人配置しているか調査、
自社の数と比較する。
戦術力が3割以上少なければ、
必敗の原則になる」
情報を分析すると方針が出てきます。
①どこの地域に力を入れるか。地域上の目標。
②目標を効果的に達成する戦略や仕組み。
③実行する戦術。
勝算なきは戦わず。
勝てる所(どこの地域に力を入れるか)を探す。
エアアジアは回帰。
さてANAは?