2月29日の日経新聞「きん言」は大垣共立銀行頭取のコメント。
「再編して一緒になりたい地方銀行はない。
容易にまねされないサービスを駆使して勝負していく」
再編とは一線を画し、地銀業界で独特の立ち位置にいる大垣共立銀行。
「既存の銀行から学ぶことはない」。
「銀行はサービス業」。
「小売業など異業種と交わることで得る経験の方が多い」。
【差別化対策】(ランチェスター「商品戦略」DVDテキスト参照)
一般に大会社と同じやり方をしていくと安全で、
儲けも多くなると信じられている。そのため、
小規模企業でも大会社のやり方をまねる会社が多くなる。
しかし競争力は経営規模の2乗に比例する。
大会社からまともに2乗作用を受けて、
効率が大幅にダウンする。
こうならないためには、
①強い会社と違ったやり方で将来1位を目指す。
②強い会社と違ったやり方で運営する。
これがなかなかできない。
なぜか、
人と違ったことをするということは、
多くの集団から離れて「1人でポツン」ということになる。
「気が弱い人」や「八方美人」は不安になる。
差別化するには「勇気」がいる。
差別化が上手な人は、性格的に「やや変わり者」が多い。
大垣共立銀行の頭取も「やや変わり者」なのだろう。
小規模企業の社長!
「やや変わり者」になろう!