ブログ版 週刊五十嵐レポート(729号)「負け犬商品をカットするには」
商品の数が多くなると、
売れなくなる商品がいくつか出てきて、
それが原因で赤字になる事があります。
こうならないために、
一定のルールを設けて商品全体を管理する必要が出てきます。
これに合うのが、
プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント。
略して「PPM」です。
負け犬商品に力を入れても、
伸びる見込みはないから、
早くカットします。
カットして、
それにかけていた人員と資金を
花形商品や選択投資商品に再配分すると、
業績は良くなります。
これは全社的な商品対策になるので、
戦略になります。
社長の経営術です。
従業員にカットの相談をすると
必ず反対します。
従業員の反対に負けないだけの
戦略知識・ルールと
決断が必要になります。
(ランチェスター「商品戦略」DVDテキスト参照)
町コン経営塾小岩校においても、
負け犬商品をカットしようとすると
必ず従業員から反対が来るという話がありました。
そこで
他の経営者との意見交換の中で出てきた対策は
①従業員にも戦略知識の教育をして共通のルールを作っておくこと。
②数値目標をと期日を設定すること。
期日内に目標の数値を達成できなければ、
カットもしくは撤退をすることを決めます。
この場合、
社長はカットする立場ではなく、
存続するためにはどうすればいいか
従業員の良きアドバイザーに徹することです。
それでも目標数値を達成出来ない場合は、
カットまたは撤退します。
やるだけやって結果が出ず、カット、撤退するならば、
従業員は納得します。
ここに対立は生まれません。
PPMは商品に対する考え方として、
目標の選択が可能になります。
大いに役に立つツールです。
しかし、
決めた目標をどう解決するかの対策は社長が考え、
決断することになります。
「戦略知識」と
社長の「勘」と
「競争相手との力関係」の
3つが大事になります。
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㈱五十嵐コンサルティングオフィス
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℡:03-3659-7703
東京の下町から中小企業経営者にランチェスター経営戦略を発信する
「町コン(町医者的経営コンサルタント)」五十嵐勉
★中小企業基盤整備機構 地域活性化支援アドバイザー
★(公財)千葉県産業振興センター支援専門家
(下町:江戸川区・葛飾区・墨田区・江東区・足立区・台東区・荒川区 千葉県:市川市・浦安市・松戸市・柏市・船橋市)
※町コンは㈱五十嵐コンサルティングオフィスの商標登録です。(登録番号第5333913号)