ブログ版 週刊五十嵐レポート（726号）「目先の利益を追いかけない」
7月26日（日）から町コン経営塾小岩校は
「商品戦略」（全6回）がはじまりました。
商品はお客のお金と交換できる唯一の手段であり、
利益を作り出す手段でもあります。
会社の業績を長期的に良くするには
「どのような考え方」で商品を決めるか、
「どのような価値基準」で商品を揃えるか
ルール化しておく必要があります。
大手飲食店のFCに加盟している経営者の話です。
立場によって商品の概念が変わってきます。
店長ではあれば、
その店の商品であり、
社長であれば、
各店舗が商品で地域一番を目指すことになります。
またFC加盟店の立場であれば、
FC本部に対して店舗運営力が商品力になってきます。
今では、
県下で一番を目指すところまで来ていますが、
数年前は厳しい時代がありました。
そこで今だからこそ見えた
「経営のコツ」を訊いてみますと、
「厳しいときこそ、目先の利益を追いかけないこと」
と答えました。
飲食店にとっての「目先の利益」とは、
①極端な人員の削減、
②食材のコスト削減（別ルートからの調達など）です。
特に人員の削減は、
短期的には利益は出ますが、
店舗が崩壊していきます
（顧客に対して不便や不満が発生していきます）。
同じ加盟店の同業者では、
この2年で店長が4人代わったところもあります。
頻繁に人員の募集をすることが店舗力を低下させ、
コストアップにつながります。
食材を落とすと、
お客はわかります。
2度と来なくなります。
厳しいからこそ、
良い店作り、
もう一度お客が来たいと思ってもらえる
サービスを心がけること。
経営の目的は何か？
ここでもう一度問われています。
利益の追求ではなく、
お客の数を増やすこと。
お客に繰り返し買ってもらうこと。
目先の利益を追いかけない。
言葉では簡単ですが、
ここは忍耐が必要です。
忍耐の先に良い事が隠されています。
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㈱五十嵐コンサルティングオフィス
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℡：03-3659-7703
東京の下町から中小企業経営者にランチェスター経営戦略を発信する
「町コン（町医者的経営コンサルタント）」五十嵐勉
★中小企業基盤整備機構 地域活性化支援アドバイザー
★（公財）千葉県産業振興センター支援専門家
（下町：江戸川区・葛飾区・墨田区・江東区・足立区・台東区・荒川区 千葉県：市川市・浦安市・松戸市・柏市・船橋市）
※町コンは㈱五十嵐コンサルティングオフィスの商標登録です。（登録番号第5333913号）
