ブログ版 週刊五十嵐レポート(717号)「教育の差別化」
5月23日(土)、24日(日)、土日集中講座の経営塾を開催しました。
内容は「組織戦略」(全7講座)。
組織戦略の第6章「従業員教育の進め方」のテキストに、
「商品の差別化とか、
営業地域の差別化とか、
営業ルートの差別化という話をよく聞く。
ところが教育の差別化、
社内訓練の差別化というのは全く聞かない。
他社と違った方法で従業員教育をしない限り、
自分の会社の従業員の質を他社より高めることはできない。
これをどうするかは、
全て社長の頭と実力にかかっている」
と書かれています。
5月17日(日)付、日経新聞読書欄コラム「リーダーの本棚」は、
カルビー会長(CEO)の松本晃氏。
「毎月1回、土曜日に各地に出向いて開く社内の勉強会で、
読書のすすめを説いている。
5年前から社内で塾をやっています。
朝10時から晩の7時半まで懇親会も入れて、
いろんな議論をします。
塾をこつこつと続けているのは、
学ぶ習慣を社員に植えつけたいためです。
学ぶことが文化になれば、
会社のレベルが上がりますからね。
会社が新しいことを始める場合には、
設備投資をします。
人にとって設備投資に当るものは学ぶことです。
その一番効率的な方法は読書です」
「組織戦略」のテキストに、
「社長自身が教育・訓練を担当すると、
各人の特技・才能がつかめ、
教育のヒントもつかめる。
これらの蓄積が社風や文化の大本になる。
(社風は1日にしてならず)」と。
会社で教育するとき、
教育効果=従業員の素質×教材の質×教える人の熱心さと教え方の質×教育回数。
一番ウエイトが高いのは教育回数です。
カルビーは、ランチェスター経営に照らすとまさに教育の差別化。
土日集中講座の経営塾に参加された経営者曰く、
「商品戦略等学んできたけれど、組織戦略が一番ピタッと来た」。
(最初からセミナー会社やコンサルタントに丸投げはだめです)
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㈱五十嵐コンサルティングオフィス
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℡:03-3659-7703
東京の下町から中小企業経営者にランチェスター経営戦略を発信する
「町コン(町医者的経営コンサルタント)」五十嵐勉
★中小企業基盤整備機構 地域活性化支援アドバイザー
★(公財)千葉県産業振興センター支援専門家
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