ブログ版 週刊五十嵐レポート(714号)「コンビニ店視察」
ある地方のコンビニ店(業界最大手)を視察してきました。
業界最大手には、「基本四原則」があります。
①品揃え。顧客の欲しい商品を揃えること。
②鮮度管理。常に新鮮な商品を揃えること。
③クリンネス。清潔で気持ちのよい店舗にすること。
④フレンドリー・サービス。感じのよい接客をすること。
同社会長の言葉、
「風を読み、形にして、検証する。その繰り返し」。
店舗では、オーナーからパート、アルバイトまで商品発注の際は、
明日の顧客はどんな商品を求めるか、
仮説を立てることを求められます。
販売の結果、どの商品が、どの時間帯に、どのくらい売れたのか、
POSデータを見て仮説どおり売れたかどうか検証します。
この「仮説と検証」の繰り返しながら、
単品ごとに売れ筋と死に筋を的確につかみ、
発注の精度を高めていきます。
同一のオーナーの店舗を複数見てみると、
店舗によって違いがあります。
元気で親しみのある店舗。
綺麗な店舗とそうではい店舗。
照明が明るい店舗と暗い店舗。
オーナーが違う同じコンビニチェーンでも品揃えが微妙に違います。
昨日時点で、今日は20度を越えて暑くなることが予想されました。
冷たい麺類が出ると仮設したオーナーはPOPをつくり、
顧客に見やすい場所にいつもより多く発注しました。
違うオーナーの店舗では、
普段と変わらない品揃えです。
POPはありません。
売上に差がついてきます。
競合コンビニ店を見てみると、
善戦している店舗とはっきり負けている店舗がわかります。
善戦している店舗は、
最大手にはない売れている商品がありました。
差別化です。
同じ先行情報(天気や行事など)は同じでも
仮設が変わると品揃えも変わる。
最大手はPBに強化しているためNBで抜けているところがあります。
現場を見てみると、戦い方が見えてきます。
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