ブログ版 週刊五十嵐レポート(708号)「北陸新幹線開業にて」
3月14日に北陸新幹線が開通しました。
東京・金沢間が約2時間半になり大変便利になりました。
これで首都圏における富山県、石川県は注目度が上がりました。
3月20日付、日研新聞朝刊に
「迫真 出発 北陸新幹線4 『黒船』がやってきた」
という記事がありました。
「開業した14日の午後、
上越妙高駅(上越市)から7キロほど離れた
市中心部の高田の街はいつもとかわらず閑散としていた。
1997年の長野新幹線の開業で
新幹線の駅ができた上田から心配する声があがる。
『福音をもたらすはずだったが、黒船だった』。
上田市への観光客数は開業年には前年比6%と増えたが、
翌年に同4%減に転じ、その後も減少傾向。
首都圏から大型店が進出し競争が激しくなり、
住民は高級品を東京で求めるようになった。
華のある店が消え、
新幹線の怖さを思い知らされた。
上越の将来を案じる」
ライリーの法則(小売吸引の法則)というものがあります。
2つの都市がその間にある都市から販売額(顧客)を吸引する割合は、
その2つの都市の人口に比例し、距離の2乗に反比例するというもの。
人口の多い都市が少ない都市の商圏をも吸引してしまうということです。
東北新幹線でも仙台から青森まで伸びて、青森が仙台の商圏に。
本州と四国が瀬戸大橋ができて、本州資本の大手が四国へ参入しました。
鉄道網で距離感が短くなると、
利便性が高まり、
資本力のある企業が参入しやすくなります。
また利便性が良くなり、
地元で消費していた人たちが大都市に行きやすくなり、
大都市で消費するようになります。
法則どおりです。
北陸は大競争時代に入りました。
大都市にはないもの。
強みを再発見して、それを伸ばすしかありません。
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