ブログ版　週刊五十嵐レポート（704号）「社員がやめた」

2月19日（木）午後より
第6期ランチェスター経営戦略セミナーvol.6「組織戦略」を開催しました。
参加された経営者に「なぜ、参加されたのか」聞いてみました。

「社員がやめたから」というのが多かったです。

テキストの中に、教育者には３つのタイプがあると書いています。
①教科書を下手に教える人。
②教科書を上手に教える人。
③教科書を上手に教えるのはもちろん、学生の心に火をつける人。

これは従業員教育にも同じことが言えます。
①従業員の人生に関心を示し、従業員の心に火をつける社長。
②従業員の人生に関心を示さず、従業員の心に火もつけない社長。
③従業員の人生に無関心、火をつけるより水をかける社長。

参加された社長たちのコメント、
「組織作りをする前に社長が頭の中を整理して
目標や数値を明確化して、数値で表して確認することから始めます。
朝礼や会議で思いを伝えることを徹底してみます。
総合的なウエイト付を参考に、少ない資源を効率よく配分していく。
社長のビジョンを見せて、社員の心に火をつける」

「従業員がすぐやめることで悩んでいたが、
今回のセミナーで従業員の育て方と
自社の方向性をあらためて考えることができた。
自分に必要な知識を得ることができた」

「長期に渡って職長が離れるのも
社長である私に原因があるのではないかと気づかされました。
考えるところが多々あります。
その一つがトイレ掃除。
私は長年毎朝トイレ掃除をしてきました。
あるときから社員が自発的にトイレ掃除を始めてから
私自身が掃除をする事はありませんでした。
ここにも驕りがあり、学びの時を放棄していたと思われます」

組織は経営目標を達成する手段の一つです。
会社は粗利益で生きています。
その大本はお客。

社長は、
従業員の関心をお客に向くように継続して注意を払い、
独自の従業員教育を確立していきます。
それが社員の成長と社員満足に繋がります。

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