ブログ版 週刊五十嵐レポート(701号)「改めて、経営とは」
1月27日(火)、東京中小企業家同友会主催記念講演は、
日高屋ラーメン(ハイディ日高)の神田正代表取締役会長の話でした。
ラーメン屋になるきっかけは、
中学卒業後職場を転々としていたが、
ラーメン屋の出前はしていたとき、
①キャッシュフローが良い(先に現金が入り、支払いは後)、
②難しくない(自分でもできる)ということで
この商売をはじめようと考えました。
日高屋は埼玉県大宮からはじまり、
当初、東京の赤羽までの京浜東北線の各駅に店舗を目指していました。
今は、一大市場である首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)に集中し、
500~600店まで計画。当面は全国展開を考えません。
日高屋、幸楽苑、王将の店舗展開を比べてみると(H26/2~3)。
東京 神奈川 埼玉 千葉 計 全店舗数 首都圏割合
日高屋 176 43 91 30 340 341 99.71%
幸楽苑 34 40 56 34 164 502 32.67%
王将 40 24 16 21 101 685 14.71%
日高屋がいかに首都圏を重点特化していることがわかります。
1人当たりの粗利益、人件費、経費、経常利益等を比べてみます。
粗利益 人件費 経費 経常利益 パート比率 (H26/2、3期)
日高屋 7,275 2,986 6,097 1,166 80.59%
幸楽苑 5,970 2,764 5,774 213 73.61%
王将 6,257 2,998 5,433 851 75.93%
ラーメン390円でも高い家賃の駅前立地で儲かる仕組み(ローコストオペレーション)を
確立しています(工場に集中、キッチンとフロアの兼任等)。
改めて経営は地域を広げるのではなく、強い地域を作ること。
低価格でも利益が取れる工夫をするということ。
そこには、あきらめない心。
「できる!できる!(どうしたらできるか)」からはじまります。
やはり大事なのは情熱・熱意・向上心です!
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