ブログ版 週刊五十嵐レポート（685号）「1日10分が1ヶ月で250分、1年で50時間」
東京都武蔵野市にある武蔵境自動車教習所の朝礼を見学しました。
（同社は三多摩地区でナンバーワン。東京で第2位）。
同社高橋明希社長の話。
「いい会社の条件は何なのか。
社風が良くて業績が悪い、業績が良くて社風が悪い会社は多い。
長期的に繁栄するには業績が良くて社風がいい会社。
業績が良く、社風が良い会社を訪問すると２つの共通点があった。
朝礼を行ない、人事理念があること。
まず、朝礼のあり方を見直した。
今まで一方通行であった。
どうやればいいかわからなかった。
そこですばらしい朝礼を行なっている会社を訪問した。
事務所に入るところで温かく迎えてくれた。
同じ人間が行なっていることなのかと驚いた。
その会社の会長曰く、
『朝礼は最高の人材育成の場である。
1日10分の朝礼が1ヶ月で250分、1年で50時間にもなる』。
その言葉を聞いて感動した。
朝礼の目的は、一体感と考える力を磨くこと。
中小企業では経営者含め従業員はあまり考えていない。
朝礼で考える習慣を養うようにした」
朝礼の目的・・・①人材育成。挨拶、姿勢、考え方、考える力を磨く。 ②情報の共有。顧客に素早い対応、サービスを提供する。
テーマ・・・モチベーションを高める。一体感をつくる。考える力をつける。
あるべき姿・・自ら学び、自ら考え、自ら行動する。
流れ
①挨拶
②発声練習
③ハイの練習
④表情筋の訓練
⑤接客5大用語
⑥目標の確認
⑦連絡事項
⑧スローガンの唱和
⑨顧客に対する基本姿勢の唱和
⑩社員に求める態度･行為・考え方の唱和
⑪13の徳目
⑫ほめほめリレー
⑬経営理念の唱和
⑭笑顔で握手
経営を立て直すとき、
トップからは経営戦略の立て直し、
現場からは朝礼を励行してもらいます。
1日10分ですが1年では50時間。3年で150時間。10年で500時間。
微々の積み重ねが大差を生んでいきます。
ここはお金では買えません。
故に真似されず、（人材こそ）差別化になります。
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