ブログ版 週刊五十嵐レポート(683号)「目標の定め方」
精密機械を専門に扱っている運送会社(従業員10人)A社の話。
A社は精密機械を取り扱っているノウハウを生かして「あるモノ」を運送し始めました。
小さい市場なので大手企業は参入していませんでした。
ここ2、3年で顧客が増えてきました。
市場を広げていくと「あるモノ」を取り扱っているのは
A社だけではないことがわかってきました。
A社より10倍の規模の会社(100人)B社の存在が見えてきました。
どうしたものか。
ランチェスター戦略の本(竹田陽一著)は読んでおり、
B社は強者であり、
A社は弱者であることは理解できています。
では具体的に「弱者の戦略」をどのようにやればよいのか、
見えていませんでした。
そこで第6期ランチェスター経営戦略セミナーに参加されました。
経営の実行の手順とウエイト付けは、
①目的、目標、革新、情報 57%(ウエイト)。
②戦略、仕組、(革新、情報) 29%(ウエイト)。
③戦術、繰り返し作業 14%(ウエイト)。
目標を定め、戦略を立案するには、情報が必要です。
競争相手のB社の情報は? (ない)。
データバンク、商工リサーチの調査報告書は? (ない)。
まずはB社の情報を取得して分析することです。
B社の主力事業は○○事業であり、
「あるモノ」のウエイトはどのくらいなのか把握する必要があります。
(強い敵と戦うときは分断して1つ1つ戦う)。
勝ちやすきは細分化して発見。
A社では「あるモノ」の運送の業界・客層を調べてみると
「ある業界・客層」に多いことがわかりました。
まずは「ある業界・客層」を強くして、
1位の業界・客層にすることです。
(業界・客層の細分化であり、小規模1位・部分1位を目指すことになります)。
セミナーを受ける前は、やるべきことが漠然としていたものが
セミナー終了後、明確に見えてきました。
実行の手順の通り、「目標」と「情報」のウエイトが大きいです。
正しい情報の上に、「目標の定め方」があり、正しい目標の上に戦略があります。
くれぐれも目標を間違わないようにしていきたいものです。
(目標を間違えると後に行くにつれてどんどんズレていきます)
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東京の下町から中小企業経営者にランチェスター経営戦略を発信する
「町コン(町医者的経営コンサルタント)」五十嵐勉
★中小企業基盤整備機構 地域活性化支援アドバイザー
★(公財)千葉県産業振興センター支援専門家
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