ブログ版 週刊五十嵐レポート(680号)「ライバル店の進出」
7月の全国コンビニエンスストアの既存店売上高は前年同月比0.7%減。
前年同月比マイナスは4ヶ月連続。
大手5社の既存店売上高を前年度対比で見ると、
ローソン、ファミリーマート、サークルKサンクス、
ミニストップの4社は4月以降マイナスが続く。
唯一、好調なのがセブンイレブン、
7月の既存店売上高は2.1%増となり、24ヶ月連続プラス。
(H26.8.21付日経新聞より)
コンビニ店を特定地域に3店舗有している経営者A氏の話。
3店舗で特定地域NO.1の市場占有率を誇っています。
しばらく安泰でした。
そこに激震が起きました。
ライバルのコンビニ店が3店舗のど真ん中に進出するという情報が入りました。
A氏は、売上は2割ほど下がるのではと危機感を覚えました。
既存にあるライバルコンビニ店を調査し始めました。
ライバル店の強みは何か。
弱みは何か。
つぶさに調べていくうちに、
ライバル店の「弱み」が自店の「強み」と重なりました。
この自店の「強み」を磨いていけば、
ライバル店進出の衝撃を軽微に抑えることができるかもしれない
とA氏は考えました。
ライバル店がオープンして1ヶ月が経過しました。
驚いたことに3店舗の売上高は前年同月比ダウンはせず、
1~2%増しているではありませんか。
一方、ライバル店は3店舗に囲まれて思うような結果を出すことはできなかったようです。
ライバル店は3店舗による「3点攻撃法」をまともに受けたようです。
ライバルコンビニ店の地域戦略の失敗です。
ランチェスター戦略による「弱者」はどちらか。「強者」はどちらか。
「弱者」はライバル店。「強者」はA氏の3店。
つまりライバル店はやられにきたのです。
ここで学ぶことは、
自社は、限定された局面において、「弱者」なのか「強者」なのか把握すること。
それに合った「戦略」を採用すること。
飛んで火にいる夏の虫にならぬようにしたいものです。
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