ブログ版 週刊五十嵐レポート(677号)「小僧寿し、経営方針募る」より
8月9日(土)付、朝日新聞に「小僧寿し 経営方針募ります」という記事。
持ち帰り寿司チェーン「小僧寿し」は、今後の経営方針について、
一般から意見募集を始めたと。
回転寿司などに押されて業績悪化が続く中、
お客や取引先など広く社外からの知恵を集める狙いと。
小僧寿しは1972年に設立。
高級品だった寿司を家庭で気軽に楽しめる食事に変えました。
(当時としてはイノベーション・革新でした)
時が経ち、スーパーやコンビニも持ち帰り寿司を始めました。
回転寿司の隆盛や宅配寿司の伸長などで同社の業績が悪化。
2013年まで4年連続で赤字。
同社は、社員(100人)の約3割にあたる30人程度の希望退職の募集を始めました。
同社が設立されてから40年以上が過ぎ、
4年連続赤字を計上したということは、
現在のやり方ではお客に支持されなくなって、
企業の存在価値がなくなりつつあり、
このままでは消えていきますよというシグナルです。
最近、家でも小僧寿しを食べなくなりました。
かみさんはスーパーの寿司を買ってきます。
かみさんに聞いてみると、
「スーパーの寿司が美味くなった。
逆に小僧寿しは美味しくなくなった。
しゃりは数時間経っているものだったりする」。
経営力=商品力×営業力。
このうち商品力が相対的に競争相手より劣っているということです。
食べ物で商品力が他社より劣っていることは致命傷です。
京成小岩に40年経った1軒の寿司屋があります。
夫婦2人でやっています。
私は毎週1回は昼食をここで食べます。
ネタは市場から仕入れず、産地直送です。
ネタは新鮮であり、価格はリーズナブル。
美味しいので40年経った今も繁盛しています。
仕入の差別化で商品力を高めています。
美味しい商品(強い商品、「これは」という商品)、
一番商品を作らなければ、お客は戻ってきません。
昔の名前では通用しないのが「経営」であると学びました。
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「町コン(町医者的経営コンサルタント)」五十嵐勉
★中小企業基盤整備機構 地域活性化支援アドバイザー
★(公財)千葉県産業振興センター支援専門家
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