週刊五十嵐レポート第669号のブログ版です。
「弱者の戦略の接近戦とは?」
~接近戦って具体的にどういうこと?~
6月6日(金)、税理士事務所向け
「顧問先経営支援プログラム」(「町コン倶楽部」)の第3回が開催されました。
今まで2回セミナーを受けた各税理士事務所は顧問先経営者に「経営戦略」の
「強者の戦略と弱者の戦略」の話をするようになりました。
(一歩前進。
ほとんどの税理士事務所は経営者と「経営戦略」の話をしない、できない)
しかし、
弱者の戦略の一つである「接近戦」というのは具体的に
どのように進めて行ったらいいのかイメージがわかないとのことでした。
(ここが次のステップ)
そこで、
不動産競売物件を専門に買取している不動産業者A社の話です。
不動産競売情報は今では全国の裁判所の競売情報がネットで公開されています。
不動産のプロ、素人、誰でも見ることはできます。だれでも入札参加できます。
(閉ざされた市場から開かれた市場へ)
A社は開業している地域周辺の戸建住宅に絞り(マンションは除外)、
競売情報を収集し、
公開日当日夜に所有者(債務者)の自宅を(アポなし)訪問します。
ドアが空いて30秒が勝負。
競売から任意売却してもらうように交渉します。
所有者のメリットは競売ではお金をもらうことはできないが、
任意売却であれば、
A社が買主になり、引越し代+αのお金を手に入れることはできます。
債権者である金融機関は、
競売より任意売却の方が高く売れるので、
債権回収額が増えるため、債権者にもメリットがあります。
競売で不動産を落札しようとすると競争相手が多数いるので、
必ずしも当該不動産を手に入れることはできません。
しかし、
直接所有者と面談し、直接金融機関と任意売却の交渉する場合、
競争相手はいません。
競売市場は不特定多数の間隔戦(強者の戦略)。
しかし、任意売却になると接近戦(弱者の戦略)になります。
A社曰く、
「私のように公開当日に所有者に面談する不動産業者はいません。
いても他に1社ぐらい。
普通は所有者に手紙を出すぐらい」
接近戦とは、
顧客により近づくこと。
近づいて競争を回避させることです。
税理士事務所(町コン倶楽部会員)、「なるほど!!」
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「町コン(町医者的経営コンサルタント)」五十嵐勉
★中小企業基盤整備機構 地域活性化支援アドバイザー
★(公財)千葉県産業振興センター支援専門家
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