ブログ版週刊五十嵐レポート（第666号）「社長の願望、熱意、研究心」 - ランチェスターの法則を学ぶなら五十嵐コンサルティングオフィス

週刊五十嵐レポート第666号のブログ版です。

「社長の願望、熱意、研究心」

多数の競争相手がいる中で、業績を良くするには、
特定の市場に対して、競争相手を上回る経営力の投入が必要になります。

経営力が競争相手より弱ければ負けます。
経営力はどういう条件で決まるのでしょうか。
経営力の公式は、「経営力＝経営資源×人的能力×時間²」。

競争条件が不利な会社は業績を良くするには、
時間を最大限活用することになります。

独立後、社長が何年で戦術活動から手を引き、
戦略に移れるかで会社の将来が決まります。

カレーハウスCoCo壱番屋の創業者宗次徳二氏の話
「経営者の仕事は内容より時間の長さにある。
経営者はいくら長時間仕事をしても、
労働基準監督署からは一切指導を受けません。
これは経営者の特権なのです。

社長の経営実務時間は年間4380時間以上です。
（1日労働12時間×365日）。
休日を取りたければ、1日10分間余分仕事をすれば年5日。
この厳しい時代にあって右肩上がり経営を続けたいならば、挑戦してください」。
（「夢を持つな！目標を持て！」宗次徳二著より）

創業7年サービス業を営んでいる社長の話。
2店舗を運営しており、
H25年6月時の売上高年計表では60百万円であったのが、
H26年4月の売上高年計表では80百万円、133％増。
来月新規出店があります。業績を順調に伸ばしています。

社長は休日を戦略日に当てています。
そして1週間に1日は現場である戦術活動をしない日と決めました。

「現場は徐々に店長に任せ、自分は経営に力を入れる。
今まで勉強してきたが頭の中が散らかっており、頭の整理・整頓をする。
従業員の手引書を作って、良い仕組を作っていきたい」

業績が良い会社や大きくなった社長に会って
「いつ頃戦術から手を引いたのか」と訊くと、
「独立して、7年～10年ぐらいで戦術から手を引いた」と答えています。

戦術活動を15年以上やっている人は、
それから急に変わることは少ないようです。

何が違うのでしょうか。

社長の願望、熱意、研究心の違いです。

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