ある社長からメールが来ました。
「お久しぶりです。ご無沙汰しております。
さて、当社は2011年の大震災、大手企業の進出も重なり、
減収減益が続きかなり苦戦しています。顧客離れ対策として本来やってはいけない安売りをしました。
また質を落とさないように小まめにリニューアルをしていますが、顧客離れに歯止めがかからない状態です。
経営戦略セミナーを受講していた時とは比べものにならないくらい逆風が吹き荒れています。
ここ数年間、小規模ながら設備投資をしたこともあり、かなりの内部留保を使ってしまいました。
熟慮の結果、まだ余力の残っている今が潮時と判断、第三者に会社(事業)を譲渡することにしました。
会社の売却代金で新たな事業を展開しようと考えています。
弱者は軽装備で自己資金の範囲内で勝負!そして直販!今年は規模を縮小して再起を図りたいと思いす」
事業を継続するか、事業から撤退するか。経営者の決断が必要になります。今回の事業から撤退、事業を第三者へ譲渡することは正解だと思います。
それから私はM&Aの業務遂行のアドバイザーを受託しました。
契約は「株式譲渡契約」、「債権譲渡契約」「不動産売買契約」の3本。
それ以外に会社を譲渡する前に解決しておく必要のある権利調整等がありました。
●「町コン」五十嵐ダルマ(五十嵐勉)
昨日、無事にM&Aの契約を締結しました。
決まってからは約1ヶ月。
社長
「まだ(会社を売却した)実感がない。複雑な思いがする。ほっとする部分と寂しい気持ち」
町コン五十嵐
「両親に感謝です。特に亡くなった父親(創業者)。
突然亡くなったことで多額な借入金等の処理で大変だったと思いますが、
いい買い手が現れ、私の試算を大きく上回る価格で売却できました。
新たなスタートが切れます。
これも父親が事業を行なったからです」
売り手、買い手にとってもいいM&Aでした。
★7月17日(水)「営業戦略」セミナー<ランチェスター経営戦略セミナーvol.4(全8回第4弾)>
★8月22日(木)「顧客戦略」セミナー<ランチェスター経営戦略セミナーvol.5(全8回第5弾)>
㈱五十嵐コンサルティングオフィス
〒133-0051東京都江戸川区北小岩6-21-5
℡:03-3659-7703
東京の下町から中小企業経営者にランチェスター経営戦略を発信する
「町コン(町医者的経営コンサルタント)」五十嵐勉
★中小企業基盤整備機構 地域活性化支援アドバイザー
★東京都中小企業振興公社 支援専門家
★(公財)千葉県産業振興センター支援専門家
(下町:江戸川区・葛飾区・墨田区・江東区・足立区・台東区・荒川区 千葉県:市川市・浦安市・松戸市・柏市・船橋市)
※町コンは㈱五十嵐コンサルティングオフィスの商標登録です。(登録番号第5333913号)