平成25年3月4日、日経新聞＜経済教室欄＞「『ものづくり』にこだわる ③日本電産社長 永守重信」から経営戦略を学ぶby東京「町コン（町医者的経営コンサルタント）」五十嵐勉のブログ。
経営にとって最も重要なのは利益を上げること。
買収先の大半は業績が悪化した企業。
利益が出る体質に改めるためにはまず、コスト構造の徹底的な見直しを求める。
ものづくりの基本。
売上高１億円あたりの経費は500万円以下という指標を設けている。
社内でのもう一つの活動が「３Ｑ６Ｓ」。
３Ｑは「良い社員、良い会社、良い製品」という３つのクオリティ（質）を意味する。
６Ｓは「整理、整頓、清掃、清潔、作法、しつけ」を表す。
買収した企業に対する基本方針は
(1)当社と合併しない
(2)経営は生え抜きの人間に任せる
3)社員は減らさない――の３点である。
合理化を優先するあまりに社員の士気を下げてしまっては、
経営再建は難しいと考える。
●「町コン」五十嵐勉（五十嵐ダルマ）
日本電産の永守氏のすごいところは、人を切らないところ。リストラをしない。
経営者もそのまま。
リストラをするといい人材から辞めていく。じわじわと企業の力が弱まっていく。
それが他の日本の大企業（ソニー、シャープ、パナソニック）。
製造業の再生はしやすい。
なぜか？
工場内には付加価値がある。
赤字の製造業は、工場内を立て直せばいい。
それがコスト削減であり、製造のサイクルのムダ・ムラ・ムリを解消していくこと。
そのために整理、掃除、整頓と挨拶の徹底。
そうすると黒字になっていく。
徹底。PDCAの繰り返し。
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「町コン（町医者的経営コンサルタント）」五十嵐勉
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