平成25年1月31日、日経新聞<企業2>「カルビー攻勢 今期、最高益更新へ スナック菓子、シェア5割超」から経営戦略を学ぶby東京「町コン(町医者的経営コンサルタント)」五十嵐勉のブログ。
カルビーは、2013年3月期の連結純利益が前期比23%増の87億円になりそうだと発表。
主力のポテトチップスに販促費を集中投入し、
スナック菓子市場でのシェアが同社推計で初めて5割を超えた。
デフレで苦しむメーカーが多いなか、4期連続の最高益。
一方、業界2位のライバル、「湖池屋」のフレンテは13年6月期の連結最終損益がゼロになる見通し。
カルビーの攻勢に押され、ポテトチップスの販売が落ち込んだ。
●「町コン」五十嵐勉(五十嵐ダルマ)
カルビーフレンテの決算資料より (単位:百万円)
会社名 カルビー(H24.12 9ヶ月) フレンテ(H24.12 6ヶ月)
売上高 133,759 14,132
売上原価 74,913 (56%) 8,964 (63%)
売上総利益 58,846 (44%) 5,168 (37%)
販管費 46,310 (35%) 5,505 (39%)
営業利益 12,536 (9%) ▲337 (▲2%)
経常利益 13,163 ▲304
純資産 89,191 9,992
総資産 116,818 18,752
売上(月商)で比較すると(カルビー)14,862百万円:(フレンテ)2,355百万円=100:16
まさにカルビーの「強者」とフレンテ(湖池屋)の「弱者」。
日本のスナック菓子市場は縮小傾向だが、
カルビーは売上を上げ、シェアをどんどん伸ばし(前期54.7%⇒現在58.8%)、
フレンテは売上を減少させ、経常利益は赤字。
これが現実。
フレンテが我々通常の中小企業と考えればいい。
何もしないとジリ貧になる。不況でもなんでもない。強い会社から見えない圧迫をまともに受けるだけ。
まともに圧迫を受けないためには、強者と違った土俵で戦わなければならない。
「違った土俵」つまり「差別化」や「独自性」。これをみつけないと・・・。
明日はわが身。
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「町コン(町医者的経営コンサルタント)」五十嵐勉
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