日経「会社研究　ユニ・チャーム」から経営戦略を学ぶｂｙ「町コン」五十嵐

平成25年1月10日、日経新聞＜投資・財務＞「会社研究　ユニ・チャーム」から経営戦略を学ぶby東京「町コン（町医者的経営コンサルタント）」五十嵐勉のブログ。

12年３月期にユニチャームの売上高営業利益率は12％と、花王が持つ競合事業を４ポイント上回った。
10年間で売上高６倍という成長力に加え、タイ（６割）をはじめとする紙おむつの高いシェアが高収益を支える。

「本当は昼間もおむつを使いたいが、価格が高くて手が出せない」
タイでは紙おむつは就寝時のみに使う高級品。
しかし、現地の家庭を訪問すると、昼間も時々使っている母親がチラホラいた。

情報を持ち帰った調査要員がマーケティングや商品開発の担当者などと
プロジェクトチームを組み商品開発に着手。

昼用紙おむつ。
吸水力は小さいが価格が従来の半分という手軽さが受け、
昼に使用するという文化を根付かせ、市場を創った。

●「町コン」五十嵐勉（五十嵐ダルマ）
顧客の声を聞く。
そこから新商品の開発のヒントを得る。
気づいたらすぐ行動。すばらし！

先行優位で高シェアとブランド力を利益につなげる。

●「町コン」五十嵐勉（五十嵐ダルマ）
ユニ・チャームはトップシェアをとると利益性が抜群に良くなることを経験済み。
常にトップシェアを狙う（1月8日付ブログ「信越化学工業進化するトップシェア経営」と同じ）。

さらに「東南アジア＋１」の成長も不可欠。
インド。
そして次はアフリカ。

●「町コン」五十嵐勉（五十嵐ダルマ）
ドラッカー曰く
企業にとって今日行なうべき仕事は３つある。
①今日の事業の成果をあげる
②潜在的な機会を発見する
③明日のために新しい事業を開拓する　（「創造する経営者」より）
ユニ・チャームはこの３つを行なっている。
参りました。今後も期待しています。