平成25年1月5日、日経新聞＜企業総合＞「スカイマークがビジネスジェット参入」から経営戦略を学ぶby東京「町コン（町医者的経営コンサルタント）」五十嵐勉のブログ。

●「町コン」五十嵐勉（五十嵐ダルマ）
好むと好まざると企業は厳しい競争にさらされている。
事業の定義は何か。違いは何か。問われている。

スカイマークは2014年にも国内・国際線の貸し切りビジネスジェット機事業に参入。
国内やアジア出張などが多い企業の幹部や富裕層、芸能人などの需要を取り込む。
日本航空や格安航空（ＬＣＣ）との競争が激しくなるなかで、収益源の多様化を急ぐ。

スカイマークはサービスを高めた航空大手と低価格を追求するＬＣＣに挟まれ、
苦戦が続いており、13年３月期の単独営業利益は４期ぶりに減少する見込み。

●「町コン」五十嵐勉（五十嵐ダルマ）
JALやANAの大手（強者）と低価格のLCCとの違い（強み・特徴）を出すのに苦心。
中小企業の多くはここで苦しんでいる（悩んでいる）。
比較的競争の少ないビジネスジェットに参入。大手、低価格の会社は参入してこないと判断。

平成24年12月28日付、日経新聞
スカイマーク、関空３月に撤退　ＬＣＣ台頭で埋没 羽田に資源集中

スカイマークは関西国際空港発着の路線から撤退する方針。
2013年３月末で関空と沖縄（那覇）、札幌（新千歳）を結ぶ２路線の運航を打ち切る。
割安な運賃で利用者を増やす格安航空会社（ＬＣＣ）や全日本空輸などとの競争で苦戦。

ＬＣＣや大手航空会社に顧客が流れ、座席利用率は４割台に低迷。
ＬＣＣのピーチ・アビエーションは低価格を武器に顧客を獲得し座席利用率で７～８割の高水準を維持。
大手２社も機内での飲み物サービスなどを拡充して違いを強調。
日本航空は座席利用率が７～８割、全日空も６割強とまずまずの水準。

●「町コン」五十嵐勉（五十嵐ダルマ）
この記事の通り、企業はいかに「差別化」をしていかないと顧客に支持されないということがわかる。
埋没してしまう。
ここでは「弱み（関空）」をカットし、「強み（羽田）」を強化するという方針。経営資源を集中させる（弱者の戦略）。
大企業でも中小企業でも競争の原則は同じということ。

 

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