日経「思い込みから抜け出せ工学院大教授畑村洋太郎氏」から経営戦略を学ぶｂｙ「町コン」五十嵐

平成24年12月29日、日経新聞＜一面＞「思い込みから抜け出せ工学院大教授畑村洋太郎氏　」から経営戦略を学ぶby東京「町コン（町医者的経営コンサルタント）」五十嵐勉のブログ。

「（原子力発電所）事故の原因は『長時間の電源喪失は起こらない』との前提で運営していたことに尽きる。
『あり得ることは起こる』
『思いつきもしない現象も起こる』
と考えるべきだ。

「財政難の根っこにあるのも『あり得ることは起こる』と考えない姿勢だ。
国際収支が赤字になり、これ以上借金すれば、いずれ利払いができなくなる。

最悪のシナリオは米国や中国に金を借りる事態が起こること、
日本国債を米中に大量購入されることではないだろうか。
消費税率引き上げへの反対意見もわかるが、
ほかの国に運命を左右される未来図に目をつぶるのも怖いことだ」

●「町コン」五十嵐勉（五十嵐ダルマ）
「あり得ることは起こる」ということは「絶対に起こらない」という発想をなくすことではないか。
絶対はない。
あり得ることは起こるということで準備していたほうがいい。

「中国やインドの技術者は、自前のノウハウを押しつけようとする日本の姿勢を嫌がっている。
彼らが望むのはノウホワイ（ｋｎｏｗ－ｗｈｙ）。どうやるかでなく、なぜやるか。
それがわかれば、自国の風土や市場に合った技術を磨き上げられるというわけだ」

●「町コン」五十嵐勉（五十嵐ダルマ）
ベトナム視察において日系企業で何回も見た光景に「挨拶」と「５S運動」。
いい日系企業には「挨拶」と「５S]ができている。
地道な努力があった。

「中国で液晶や半導体メーカーの担当者に話を聞くと、
市場の声に即した製品なら技術は周回遅れでも構わないという。

日本は『いい物を作れば売れる』と自社製品に自信を見せるが、
そういう発想に凝り固まっているから逆に市場の求めに応じきれていない面がある。
これからの日本には市場や社会の要求に謙虚に耳をすます姿勢が大切になってくる」

●「町コン」五十嵐勉（五十嵐ダルマ）
過剰サービス、過剰機能、過剰性能など日本では受け入れられる。
しかし、そんなサービスはいらない。そんな機能はいらない。そんなに高い性能は必要ないというものはある。（商品3分に売り7分）

「郷に入ったら郷に従え」ですね。

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「町コン（町医者的経営コンサルタント）」五十嵐勉

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