平成24年11月08日(木曜日)、日経新聞<投資・財務2欄>「日電産、初の社債 1000億円発行 財務の安定度高める」から経営戦略を学ぶby東京「町コン(町医者的経営コンサルタント)」五十嵐勉のブログ。
日本電産は、1000億円の普通社債(SB)を発行すると発表。
積極的なM&A(合併・買収)で短期の借入金が増えており、
長期資金に置きかえることで財務の安定度を高める。
長期資金を低金利で調達しておき、収益環境の悪化に備える狙いも。
日電産は今年に入り、米商業用モーター大手など6件のM&Aを実施。
これにより、9月末時点の短期の借入金は2394億円と3月末から2.7倍に増加。
長期資金の割合を高め、安定調達につなげる。
日本電産は10月末、13年3月期の業績見通しを下方修正した。
「新興国でも減速感が強まり、経済環境はじわじわと悪化する」とみて早めに資金を確保しておく。
●「町コン」五十嵐勉(五十嵐ダルマ)
日本電産のHPより
年 H24.3 H24.9 増減 (単位:百万円)
短期借入 86,608 126,543 39,935
1年以内 674 112,910 112,236
短期合計 87,282 239,453 152,171
長期債務 101,236 13,109 ▲88,127
合計 188,518 252,562 64,044
自己資本 370,182 347,842 ▲22,340
総資産 800,401 840,685 40,284
現預金等 130,290 118,077 ▲12,213
営業権 80,525 119,237 38,712
自己資本比率 46.2% 41.4% ▲5%
M&Aに短期借入金から調達。(営業権はM&A)
M&Aは長期投資のため、短期で調達するのは望ましくない。中小企業はマネしてはいけない。
長期債務(転換社債)の返済が1年以内のため、固定負債から流動負債へ。
100,000百万円(1,000億円)の資金が必要。
今のままでは現預金等を使い切ってしまう。資金が底をつく。
そのため、転換社債の返済相当分を長期で調達したもの。
今の現預金等を使わずにすむ。
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「町コン(町医者的経営コンサルタント)」五十嵐勉
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