平成24年10月12日(金曜日)、日経新聞一面欄「ソフトバンク、米携帯3位と5位を買収へ 2兆円超 売上高、世界3位に」から経営戦略を学ぶby東京「町コン(町医者的経営コンサルタント)」五十嵐勉のブログ。
ソフトバンクは米携帯電話3位のスプリント・ネクステルを買収する方向で協議に入った。
今年度内にも発行済み株式の3分の2超の取得を目指す。
スプリントを通じ米5位のメトロPCSコミュニケーションズの買収も検討している。
実現すれば買収総額は2兆円を超える見通し。
ソフトバンクは日米を網羅する通信網を構築、
多様なコンテンツを組み合わせた通信サービスを世界市場で展開する。
ソフトバンクは06年に英ボーダフォン日本法人を約1兆7500億円で買収し携帯電話事業に参入。
最大約2兆円あった純有利子負債を今年3月末に5500億円まで圧縮。
借り入れ余力が高まり、円高も追い風に海外での買収攻勢に転じる。
●「町コン」五十嵐勉(五十嵐ダルマ)
ソフトバンク、2012年3月期では(単位:百万円)
短期借入金403,167 1年以内償還予定の社債144,988
社債459,900 長期借入金560,070 有利子負債合1,568,125(1兆5681億円)
現預金1,016,252 (月商の3.8ヶ月)
自己資本比率29.3%
記事の「純有利子負債」=有利子負債-現預金ということか・・・。
ちなみにボーだフォンを買収した2007年3月期では
有利子負債合計2,394,404(2兆3944億円)。
現預金377,666 (月商の1.78ヶ月)
自己資本比率16.6%
2012年3月期時点で2007年3月期から有利子負債は826,279百万円(8262億円)減少。
自己資本比率は12.7ポイントアップ。
財務体質は健全化。
またここで2兆円規模の企業買収へ。
並の人ではできない。
自己資本比率は良くなったといえ、まだ30%を超えていない。
買収をすると自己資本比率は20%を切る。
孫代表の目標はあくまで(世界で)一番。
そして今のタイミング。時間。スピード。
円高と低金利。
企業家精神。
(果実を得るために)リスクを冒す。
ドラッカーの言葉では「総力戦略」。
(「イノベーションと企業家精神」より)
中小企業では勧められない「戦略」。
見守るしかない。
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「町コン(町医者的経営コンサルタント)」五十嵐勉
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