日経「日航再建（１）」から経営戦略を学ぶｂｙ「町コン」五十嵐

平成24年9月24日（月曜日）、日経新聞総合・政治欄「日航再建（１）」から経営戦略を学ぶby東京「町コン（町医者的経営コンサルタント）」五十嵐勉のブログ。

稲盛和夫（80）。京セラや第二電電（現ＫＤＤＩ）を興し、
上場に導いたカリスマ経営者も日本航空の再建には悲壮な覚悟で臨んだ。

会社更生法の適用申請から２年８カ月。無給で再建に心血を注いだ稲盛は日航をこう評する。
「地獄を見た人間が勉強してくれた。海綿が水を吸うかのごとくだった」

会長就任後、初めて開かれた昼食付き会議。
「この弁当いくらや」と聞いた。
破綻してもまん延する希薄なコスト意識。

10年６月に入って稲盛らはリーダー教育を始めた。
長時間同じ空間で過ごすうちに参加者同士の会話が始まった。

「俺たちは傲慢だった」
「客を向いていたのか」

日航再建の要諦は稲盛が京セラで編み出した部門別採算制度だといわれる。しかしそれだけではない。
「改革の成功は幹部の心が変わったことが大きい」

●「町コン」五十嵐勉（五十嵐ダルマ）
根本的に「意識」を変える。
コスト意識。利益意識。
これを植えつけるには日ごろの「習慣」から変える必要がある。

同じ会社で黒字の事業部と赤字の事業部。
会議の話す言葉が全く違う。

黒字の事業部は、入りを図って出づるを制す。粗利益の範囲内に人件費と経費を納めようとする。
赤字の事業部は、コスト意識はない、人件費がどのくらいかかっているか分からない。

勉強会を開いていくこと。

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「町コン（町医者的経営コンサルタント）」五十嵐勉

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