平成24年9月13日(木曜日)、日経新聞経済教室欄「経営塾 カルビー(3) 業績回復に挑む」から経営戦略を学ぶby東京「町コン(町医者的経営コンサルタント)」五十嵐勉のブログ。
2009年6月の会長就任時には6つの成長戦略を表明した。
具体的には
(1)海外進出
(2)商品開発
(3)主力商品ポテトチップスのシェア拡大
(4)食品の世界大手米ペプシコとの提携
(5)国内外を問わないM&A(合併と買収)
(6)新規事業
新規事業はもうかることが前提。
最近ではできたてのポテトチップスを楽しめるアンテナショップの全国展開を決めた。
●「町コン」五十嵐勉(五十嵐ダルマ)
新聞の内容の多くは(1)の海外進出に書かれている。
中小企業に参考になるのは、
(6)新規事業。
ポテトチップスのアンテナショップ。
本来、カルビーは間接販売。
メーカー⇒卸売業⇒小売業⇒ユーザー
アンテナショップは、メーカー⇒ユーザー
の直接販売。直販は直にユーザーの反応がわかる。声が聞こえる。
間接販売では、間接的に聞こえてくるが、直接は聞こえてこない。
平成24年6月19日、日経新聞「大手小売りに逆襲? 食品のアンテナ店なぜ増える」記事。
カルビーの取材部分。
「ポテトチップスを揚げている」。
東京・原宿駅の近くで11年末にオープンしたカルビーの店。
菓子などを製造する同社のアンテナ店はここが第1号。
「スーパーやコンビニエンスストアでは味わえないできたてを食べてもらい、ファンを増やすためです」
「最近では当社の社名や商品名を消費者にアピールする機会が減ってきました」
コンビニやスーパーがメーカーに製造を委託する戦略商品のプライベートブランド(PB)が増え、
カルビーのような大手メーカーがつくる全国共通のナショナルブランド(NB)と呼ばれる通常商品の存在感が
薄れているというのだ。
「小売りがPBの販売を優先するのは仕方がないのですが、当社のブランドを客に忘れられては困るのです」
カルビーはアンテナ店で人気が高まった限定商品の菓子や関連するグッズを、
求める一般のコンビニやスーパーでも販売できるようにすることを検討している。
中小企業でも
主力は間接販売の会社はありますが、
一方で直販をする仕組みを考える必要はあります。
今日の主力商品が、間接販売であれば、
明日の主力商品は、直接販売。
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「町コン(町医者的経営コンサルタント)」五十嵐勉
★中小企業基盤整備機構 地域活性化支援アドバイザー
★東京都中小企業振興公社 支援専門家
★(公財)千葉県産業振興センター支援専門家
(下町:江戸川区・葛飾区・墨田区・江東区・足立区・台東区・荒川区 千葉県:市川市・浦安市・松戸市・柏市・船橋市)
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