日経「経営塾　カルビー（2）業績回復に挑む」から経営戦略を学ぶｂｙ「町コン」五十嵐

平成24年9月12日（水曜日）、日経新聞経済教室欄「経営塾　カルビー（2）業績回復に挑む」から経営戦略を学ぶby東京「町コン（町医者的経営コンサルタント）」五十嵐勉のブログ。

会社が顧客に果たすべき役割は３つある。製品の品質や安全、安定供給の２つでカルビーは優れていたが、
コスト管理には無頓着なようだった。

利益を増やすにはコスト削減が必要だった。まず東京の本社に購買部門を設け、
原則としてそこを通さないと原材料や資材が買えなくした。
一括購入で値段を下げ、余分な買い物を減らした。

設備投資には規律を導入した。
設備が売り上げ増加に結びつけばよいが、買っても使わない設備が結構多かった。
設備投資は(1)顧客の安全安心(2)新商品などで売り上げ増(3)コスト削減(4)労働環境の改善
――のいずれかを満たさなければ認めないと決めた。

“鮮度調査隊”も11年に廃止した。
メンバーはスーパーとのパイプを生かした営業要員に転身させた。
それが11年からの好調な販売につながっている。

創業家のやり方は否定しない。
不要なコストを削り、求められる機能を充実したのだ。
新しい経営者は前任者と違うことをやりたがるが、慎重になるべきだ。社員の大半を引き継ぐのだから。

●「町コン」五十嵐勉（五十嵐ダルマ）
コスト管理。
中小企業の製造業でもここが甘いところがある。
売上重視をするとこのあたりがおろそかになる。

ムダを省く。
転用、配置転換。人は切らない。

創業者のやり方を否定しない。大事なところ。
現場は人がおこなっているのだから。
「心」がある。

勉強になりました。

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「町コン（町医者的経営コンサルタント）」五十嵐勉

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