日経「ファーストリテイリング　針路を探る　上」から経営戦略を学ぶｂｙ「町コン」五十嵐

平成24年9月6日（木曜日）、日経新聞企業2欄「ファーストリテイリング　針路を探る　上」から経営戦略を学ぶby東京「町コン（町医者的経営コンサルタント）」五十嵐勉のブログ。

ファーストリテイリングが成長の踊り場を迎えている。
大黒柱のカジュアル衣料専門店「ユニクロ」の国内事業に頭打ち感が広がっているため。
成長のけん引役と位置付ける海外でも欧米事業は赤字体質を脱却できていない。

東レと共同開発した機能性繊維を使い、
03年に売り出したヒートテックは年々販売枚数が伸びている看板商品。
11年は全世界で１億枚を超える大ヒットとなった。

にもかかわらず、
値下げに踏み切るのは「ユニクロより安い肌着を販売する競合店が増えている」（外資系アナリスト）ため。

しまむらなどの同業に加え、セブン＆アイ・ホールディングスやイオンなど流通大手も東レなどと組み、
機能性肌着に参入。「質の高い商品が割安価格」というユニクロの魅力は薄れている。

ユニクロ、薄れる革新性

●「町コン」五十嵐
「差別化」「独自性」でリードしてきたユニクロ。
同業者、量販店にマネされて同質化。
同質化されたら比較は「価格」になる。必然的に価格は下がる。

ユニクロは弱者ではないが、
中小企業（弱者）は同質化されたら勝負にならない。

記事では「革新性」が薄れたと書かれている。
これは「差別化」「独自性」が薄れたと同義語。

ただ、ユニクロのすごいところは「マネ」をしないこと。
ユニクロは「リスク」をとっている。
あらたな「差別化」「独自性」を出していくと期待する。

ユニクロにとって日本の同業者は怖くない、ライバルと思っていない。

中小企業も差別化、独自性を追及していこう！

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「町コン（町医者的経営コンサルタント）」五十嵐勉

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