日経「私の履歴書　茂木友三郎　27・28 」から経営戦略を学ぶby東京「町コン」五十嵐ブログ

平成24年7月28日（土曜日）・29日（日曜日）、日経新聞文化欄「私の履歴書　茂木友三郎　27・28」から経営戦略を学ぶby東京「町コン（町医者的経営コンサルタント）」五十嵐勉のブログ。

守りから攻めの体質へ
社会変化を読み「つゆ・たれ」進出

私は新経営方針の最初に「守りから攻めへ」を掲げた。
「リスクを取ることを恐れないところに、初めて成長の王道が開ける」

第2は「スピードをあげる」
企業風土を変えるポイントは「時間」だ。

3番目は「消費者本位に徹する」

醤油業界のお客様は問屋のこと。
本当のお客様は問屋の先の小売店の、さらに向こうにいる消費者。
当たり前のことを社員に徹底させたかった。

社長になったらやりたいことがあった。
「つゆ・たれ」分野の進出。

このままではじり貧。
つゆ・たれメーカーは得意先。
取引停止になるかもしれない。→「本つゆ」を発売。取引停止となった。

たれメーカーも同じように取引停止を通告してきた。

当社はつゆ・たれメーカーの下請けではない。
長期で見ると、付加価値の高いつゆ・たれの製造に踏み切る方が会社のためになる。

（その後、梅雨・たれメーカーとの取引は復活したと）

●「町コン」五十嵐勉（五十嵐ダルマ）
経営者の決断。
新規事業が得意先と同業になる。ライバル関係になる。
すなわち取引停止になる。
キッコーマンの全体の売上が分からないが、つゆ・たれメーカーへの売上がどのくらい占めていたか。
当然、売上減を覚悟して、資金計画を立てたことと思う。

思考（つゆ・たれに参入）としては誰でも出来るが、断行することはなかなかできない。

ここがリスクをとる。守りから攻めへ。
中小企業も勉強になる。

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「町コン（町医者的経営コンサルタント）」五十嵐勉

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